koyama junko’s work

精油の成分分析と品質のこと

アロマセラピー(精油), かおりと

精油の成分分析のこと

取り扱いのある日本の精油を全て成分分析することにしたのは2つの理由から。

品質の担保をする

「かおりとの精油は素敵だけど、品質がしっかりしてるのは〇〇社だと思う」

なんて言われたくないという想いがずっとありました。

成分分析をしたからといって完璧ではないし、「成分分析表がないと〜」と言う人の何割が分析結果を理解してるのか知らないけど…

私の想いを理解してくださったのは、以前お世話になった香りのスペシャリストを育成する法人が、ガスクロマトグラフィーを使用した分析を引き受けてくださいました。

「学術レベルではない精度なので、おおよそを知るためなら」

という条件付きですが、分析結果はアロマセラピーの本に載ってる4〜5倍の種類の含有成分がわかります。

「アロマセラピー」の世界だけで精油を扱っていると、香料としての精油の知識が入ってこないので、こういうご縁はとっても大切だし、自分が未熟であることを思い知らされます

日本産精油を理解する

まだまだ未知な部分が多く、日本産精油(和精油)の事を体系的に書いているアロマセラピーの本はほぼない日本の精油。

かつての日本は精油大国だったけれど、それが一度途絶え、アロマセラピーとして、資源のアップサイクル的要素をもって復活した側面を持つ日本の精油。

ロットが小さいこと、精油製造者の知識や技術もまちまちであることから、分析や研究があまり進んでいないんです。

化粧品会社や香料会社の思う小規模と、日本国内のアロマセラピーを主軸とした精油の小規模は桁が違って、研究に割けるコストも少ないのが現状だと感じています。

一部香料会社が積極的に取り組んでいる精油もあるけれど、「アロマセラピー」で流通しているものの品質は曖昧。

どちらが良いかは軸が違うので、単純比較はできないのだけど、〇〇の精油の成分は…と書いてしまうの危険かもしれないのです。

今後、各地の同じ植物から注す津される精油の成分分析データが豊富に集まるようになったら、もっと広く日本の精油の安全性を語れるようになるのかなと思います。

危険でない事と、安全である事はイコールではない

これ、すごく難しい問題だと感じています。

成分の評価は日々変わりますから。

SDGs、地域創生、自然派

安全性、商業ベース、品質保証

相反する二つを同時にできたら素晴らしいのに…

極小規模の精油の安全性を担保するコストと時間はペイするのかを考えていては前に進めないので、とりあえずやってみようと思います。