オリーブの木の生命力
ベランダで育てていたオリーブの木が、今年の猛暑で立ち枯れ。
台風が過ぎベランダの片付けをしながら、オリーブも抜いてしまおうか…と鉢を見たら!!
なんと、オリーブの根元や枝元から緑の葉が芽吹いていたのです。
葉が枯れたように見えても、根や幹は生きていたんですね。
根がしっかりしていたらどんな過酷な状況にさらされても、一見ダメになってしまったように思えても、また息を吹き返すことができる。
植物も人も同じだなぁとそんなことを思いました。
根っこの力がある人になりたい
植物は自分にとってつらい環境になっても逃げることもできない代わりに、いろいろな成分を作り出して身を守っています。
私たち人間は、逃げることもできるし、環境を自ら変えることも可能。
自分でその環境から逃げることができるだけ、人の方が恵まれているのかもしれない。
でも、どうにもならないことは起きるし、逃げ遅れたり、逃げなくて大丈夫と高を括っていたら、もう無理なんじゃないかと思えるくらいの精神的なダメージを受けることも。
そう考えると、逃げるという選択肢がない植物の方が、楽なのかもしれない。
でも、私は人間だから。
どんな時でも、自分の信念ともいえる根っこの部分を強くもって生きていたいから。
逃げたり、戦ったり、守ったりしながら、また葉を出して根っこに力を蓄えたいと思います。
根が太くなるには時間はかかるけれど、もうだめだと思った時に力を振り絞って元気な葉を出せば、花を咲かせ実をつけることもできるし、葉が光合成をして、根そのものを太くするができるんだなと、オリーブの新芽を見て考えさせられました。
私の根っこ、もっともっと地中深く、そして横にもどっしり、伸ばしていきたいと思います。