頼るということ
10年以上前、学生時代仲良くしていただいていた先輩のところに営業に行ったことがあります。
表面的には話を聞いてくれたけど、全く取り合ってもらえず…あんなに親身になってくれる先輩だったのに…と落ち込みました。
その後、かなりの年月を経て再開した先輩は、やっぱり優しくて、当時のことを訊ね、返ってきた言葉を度々思い出します。
「あなたが腹を割らず、ビジネスの話を前面に出したから、ビジネスの対応をしただけ。あなたが、何故それをやりたいのか、どうして欲しいのかを、学生時代のように話してくれたら助けてやれたのに。やっぱり人と人だよ。」
力になれるのか、おせっかいで終わるのかは人間力次第
今、微力ながら誰かの力になれることもあって、でも人としての距離が近くならない人、仕事の話になった途端ガードを張る人に対しては、惜しみなく力になることってできないんだなって、やっとわかりました。
惜しみないgiveって、もしかしたらおせっかいなのかもしれない。
でも、好きになった人(男女の好きじゃなくてね)、大切な人、応援したい人には、自分のできうる限りのことをしたいと思うんです。
私がそうしてもらっているから。
仲がよければ仕事がルーズで許されるという意味ではないし、お金払わずサービス提供してもらえばいいということじゃなくて。
頼るのと、頼ってもらえるのも人間力。
頼って欲しい人が頼ってくれないのは、自分の力不足。人間力不足。
甘えてくれたらいいのに、と思うときに肩ひじ張られるのは、もう一歩信頼に値しないから。私が弱くて甘えるに値しないから。
まだまだ。がんばります。