想いをデザインで表現するということ
想いを形にする力ってすごいなと初めて感じたのは、家を建てた時。
感覚的な私や夫の想いや言葉をくみ取ってくださり、図面とともにラフスケッチをたくさん書いてきてくださった建築士さんに感動したのを覚えています。
着工したときは、こんな狭い土地にこの家が本当に立つのか?!と不安にもなりましたが、絵にかいてくださった通りの家が出来上がり、憧れだったリビングイン階段を上った時はさらに感動でした。
そして、やっぱり建築士さんって見えない想いを形にするのが上手なんだ!と感じたのが、ラヘラジがスタートするまでの工程。
何度も打ち合わせをする中で、伝えたいのに上手に言葉にできない私の想いを丁寧にひも解き、オープニングの言葉を一緒に作り上げてくださったスタジオオーナーの力に感動。彼もまた建築が本業で、立体を平面でイメージできる人たちは見えないものを形にする能力に長けてるんだなぁなんて単純に思っていました。
ヒアリングと表現のバリエーション
その後、不思議なことにいろんな場面で”デザイナー”という職業の方にお会いする機会が増え、彼ら彼女らの能力にただただ感心するばかり。言葉をデザインや絵に落とし込む力って本当にすごいと思うんです。
先日も、かおりとの商品作りにかかわって頂く先生(先生っていうと嫌がる方だけど…)と打ち合わせしていたら、私の言葉を聞きながらサラサラと素案を描いてくださって。すごいなぁとひたすら関心。
そのすごさを支えているのは、ヒアリングする力と、表現のバリエーション。もちろん、表現手段のクオリティの高さは言うまでもありません。
ヒアリング力と表現のバリエーションは、精油のブレンドをするときに私もかなり意識していることで、生徒さんにも伝えていること。って考えたら、私も香りだと同じような事ができてるのかもしれないなと思うのです。
気持ちを香りにする。
人を香りで表現する。
現に、カリグラフィ作家さんたちと一緒にモノ作りをしていて、言葉を香りでデザインしてる。これ、国内だけではなく海外でも販売するらしいから驚きです。
自信をもって、私にしかできないデザインをしよう。
ただ良いだけの香りではなく、心に響く香りをデザインしよう。
精油だからできる薬理作用のある香りをデザインしよう。