更年期を乗り切るアロマ

更年期と女性ホルモンの関係

更年期になると、エストロゲンという女性ホルモンが減るのはご存知だと思います。エストロゲンというホルモンは卵巣から分泌されますが、その卵巣が老化するため分泌が減っていくんですね。

 

実は、ただホルモンの分泌が減るだけならそんなに大きなトラブルにはならないそう。

では、なぜ女性ホルモンが減っていく更年期に、いろいろな不調が起きるのでしょう?

ホルモンが分泌される仕組み

ホルモンというのは、その臓器(今回は卵巣)が自由に分泌しているのではなく、脳が指令を出しています。

ところが、「分泌しろ」と脳が指令を出しても、年齢とともに卵巣の機能は低下していくため、エストロゲンの分泌がうまくできません。そうすると、脳は、さらに「分泌しろ~!」と強い指令を出します。

それでも卵巣は上手にエストロゲンを分泌できない。

脳は焦る…

こんな風に起こる指令系統のパニックが自律神経系をはじ

めとする様々なところに派生して、私たちに不調をもたらすのです。

さらに、更年期を迎える年代って、子供の受験、親の介護、仕事の負荷が重なり、ストレスが溜まりやすい。そこに物理的にホルモンバランスが急に変わるという物理的な状態が重なり、生理が不規則になったり経血量に変化が出たり。ちょっとした不調に「もしかして更年期…」と不安が増していくのかもしれません。

更年期を乗り切るためのアロマ

昔の人たちは50代って子育てもひと段落、仕事をしていない女性も多かったので、今ほどストレスや負荷が重なることはなかったのですが、今は…どうしようもありません。

なので、更年期のいろいろな症状をケアするうえで必要なのは、減ってしまったエストロゲンを補うことに加え、ストレスやネガティブな感情から解放し、少し楽観的になれる環境を用意することが大切と言われています。

そこで役に立つのがアロマセラピー♪

  • エストロゲンと似た働きをする成分を含む精油が使えるアロマセラピー
  • 脳をリラックスさせることが立証されているアロマセラピー
  • 物理的にしんどい体をケアできるアロマトリートメント

すごく理にかなっているんですよね。

閉経はだれにでも訪れること。辛いのを我慢してその期間が過ぎるのをじっと待つのではなく、穏やかにその時を乗り越えられるケアを早目に取り入れるのが得策だと思うのです。

おすすめしたいのはこんな精油。

ストレスケアには自分が心地よいと感じる精油を。

女性ホルモン補うためには、エストロゲン様の働きをする成分を含む、クラリセージやサイプレス、ニアウリ(シネオールタイプ)、フェンネルを。

クラリセージやサイプレスはどの精油メーカーでも取り扱いがあるので手軽に取り入れることができます。

具体的な使い方は次回のブログで♪

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ラヘラのサロンでも更年期に対応した施術やホームケアドバイスを行っています。

≫まずは一度サロンにお越しくださいね!

無念…なこと

今いかなければ聞けない話

取材に行きたかったとある精油製造者様。
大阪から行こうと思うと5時間くらいかかる場所。

立ち上げから関わり、研究をされておられた有名な先生が他界され暫く経ち、残されたわずかな知識で個人でやっているため、メディアで話をすると恥をかくことになりそうなので。とお断り…無念。

和精油ブームが来る前から香料や食品添加物として、植物の可能性の研究としての精油作りに従事されていた方はご高齢者が多い。

今取材が可能なところに、なるべく早くいかなきゃならない。そう思う。

ご本人の声でその歴史を残すために。

インタビューして書き起こす本やWEBコンテンツではなく、ラジオという強みが私にはあるのだから。

ラヘラジ:4月11日(水)放送 ささやまビーファーム 松村まなさん、麻伸さん

先週に続き、篠山の恵みを使った完全自家生産にこだわった”はちみつ”や”精油”を製造されているお二人をゲストにお送りします。

4月11日(水)12:00~12:30 古山順子のラヘラジ
ゲスト:ささやまビーファーム 松村まなさん、松村麻伸さん

↓視聴はこちら↓

 

まなさんの新たな取り組みは化粧品作り。

石鹸に始まり、古来から美肌効果ありといわれている、あのハーブを使った化粧品を展開するために新し蒸留装置を購入!

今週もたっぷりお聞き下さいね!

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※放送時間にこちらにアクセスし、▶のボタンをクリックすると放送が流れます。
スマホ、PCで、日本全国、全世界!どこでも聴けます!

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インターネットラジオfmGIG
古山順子のラヘラジ
毎週水曜日 昼12:00~12:30
※こちらから過去音源も聞くことができます

アロマの力で心も体も幸せに!
あなたの心に寄り添うセラピスト
古山順子
letter@lahella.jp

和精油めぐり 旅の記録はこちら

ネオな人になりました

ネオな人=ポジティブでパワフル

兼ねてから気になっていたBNI NEXT NEO。

交流会は苦手だし、仕事上でどこかの組織の一員になることはもうないだろうなぁと思っていたのですが、新年度、新しいことにチャレンジしよう!と、この組織の一員になることを決意しました。

新しいことといえば、”かおりと-kaorito-”のリリースを控えているじゃないか!まだ何かやるのか?と言われそうですが、”かおりと-kaorito-”を加速させる意味でも、経営面で、営業面で横のつながりが欲しい、尊敬できる仲間が欲しい、と思ったんです。

以前から知っている方がNEOには何人もおられ、その全員が出会った頃より格段に輝いているのを目の当たりにしたのも決意のきっかけ。

メンバーの皆さんの発言がポジティブなのも決意のきっかけ。もともとネガティブな私でも、ここにいれば超ポジティブに強く生きていけるんじゃないかしら、と見学の度に感じていました。

それでも苦手なこともたくさんやらなきゃ所属できなさそうなBNI。2月の末に2度目の見学に行ったとき、今勢いで入るって言わないときっと踏み出せないと思い、入ります宣言をし、今日は記念すべきNEOデビューの日でした。

腑に落ちるって大切

NEOでは独自の取り組みもしていて、今日はリスト活用の勉強会。ふむふむなるほどそうだよな…こんなリアルな話が聞けるなんてラッキー!そんな感じです。

そしてその後、”かおりと-kaorito-”のデザイン関係全般をお願いしているNEOメンバーのOさんと打合せ中、インスタの話をしていて繋がった!今日勉強会で出てきたリストってこのことやん!!!って。

初日の今日だけでも、得るものがあって、それがストンと素直に自分の中に落とし込めるってすごいことだと思うんです。机上の空論ではなく、リアルにそれをやって結果を出している方たちの”当たり前”を共有してもらえる組織。最高ですね。

私自身はどんな貢献ができるかまだわからないけれど、今までの経営者としての足らずを埋めながら、楽しみながら、成長していきたいと思います。

 

 

希少!桜のフローラルウォーター

棚ぼたの桜

ご縁はつながるもので、昨年の夏に間伐体験でご縁を頂いた篠山のT氏のところに行ってきました。

T氏は山のプロフェッショナルなのですが、神戸にある小野八幡神社の移築に伴う御神木プロジェクトにもかかわっておられます。

私も”かおりと-kaorito-”立ち上げに伴い、精油の蒸留を手掛けることになった関係で(自分で蒸留するっていうのは当初の計画ではなかったのですが…)御神木のクスノキから精油を抽出できないかと相談を受け、関わることになったのです。

蒸留に使うクスノキの枝葉。そのままでは蒸留ができないため、T氏にチップにして頂くことになり、何度かやりとりをしている中で、「桜、蒸留しませんか?」とお話を頂いたのです。

桜には”クマリン”というよい香りの成分が含まれています。桜餅の香りと言えばわかるかな。

通常桜は伐採しませんが、大人の事情により蕾がついた枝を落とさなければならないこともあり、よい香りのする蕾月の枝を活用できないかとのこと。クマリンを抽出できればよいのですが、水蒸気蒸留法では難しいため、サクラの精油はどこにも存在しません。

最近はいろいろな蒸留技術が進んでいるので、花を低温の真空装置に入れ水溶性の成分を取り出しているメーカはあるんですけどね。そんな高価な装置、うちにはありません。

でも、桜。やりたいじゃないですか。

桜とご対面!

「これが桜です」

と案内された先には、ドラム缶よりも大きい袋が何個も積まれた場所。えぇ!!!スケールでかすぎません?

「あと2,3日もすれば発酵が始まって、カブトムシに分解をしてもらって土壌改良剤になるだけなんです」とT氏。袋を開けるとクマリンのよい香りがふわわ~っ。むせ借るほど濃厚な香りに、この香りは閉じ込めたい!と血が騒ぎ、実験的にフローラルウォーター作りを決意。クスノキと一緒に持ち帰り蒸留となりました。

それぞれ10キロくらい、と言っていたクスノキとサクラ。気づけばそれぞれ20キロくらいのチップを車に積んでくださっていました。かおりとの蒸留装置は1回あたりマックス1.5キロの材しか入りません。

今回はクスノキ優先なので桜をどれだけ蒸留できるか…。2,3日後には発酵が始まるってことはそれまでが勝負?あえて、発酵してからも蒸留してみるか。そんなことを考えていると、再び、「桜持って帰る?」とT氏。

ん?桜、積んだぞと思っていたら、見事な花付き枝をポンとくださいました。

「花泥棒みたいやな…」と二人で笑いながら、大きな枝も車に積み込み帰路へ。なんと篠山滞在たったの30分。だって早く帰って蒸留したいんだもの。

早速蒸留すると、一面に立ち込める濃厚な香り。本当は外に香りを漏らさず閉じ込めないとダメなのですが…これはすごい!

精油成分は一切浮いてきませんでしたが、ウォーターのポテンシャルは相当のもの。蒸留したて、1日後、2日後と香りを確認すると、日を追うごとに青臭さが抜け、優しい香りに変化します。むせかえるような濃厚さも和らぎ、本当に奥ゆかしい香り。

2日目以降は日常の仕事とクスノキの精油抽出に追われていたため、しばし桜はお休み。その間に我が家に鎮座した桜の枝は満開に!

すると…T氏の言う通り、材の発酵が進んできました。木部だけではなく、花や蕾が一緒にチップにされているから発酵が早いんですよね。ちょっと調べると桜の花はお酒の酵母が作れるくらいのパワーを持っているのだとか。

香りも弱くなり…3日目の蒸留は少し香りが弱いもののOK。4日目の夕方、かなり香りの薄くなった材を蒸留してみましたが、NG。材を使いきれなかったのは残念ですが、来年に向けてこの桜のウォーターを何に使うか、どう展開するかT氏とともに考えたいと思います。

可能性は無限大!

1週間後、1か月後、香りがどうなるかも要チェックです。