和歌山の和精油ブランドKISHU-WAKAを取材訪問

ラヘラジ取材で和歌山を訪問

今日は、私がパーソナリティを務めるfmGIGの番組、古山順子のラヘラジの取材で和歌山県海南市にあるKISHU-WAKAという和精油ブランドの会社に行ってきました。

和精油と言いながら、実はこちらの会社は昭和7年創業の酒造メーカー。

日本酒、焼酎、梅酒、ジン…いろいろなお酒を造っている老舗企業の中野BC株式会社。

梅酒だけでも40種類以上あるんですって!

  • なぜ酒造メーカーがアロマ事業を手掛けることになったのか
  • 抽出している精油のこと
  • 酒造ノウハウ→アロマ、アロマノウハウ→酒造秘話
  • 4月にリリース予定の新しい精油のこと

アロマ事業に携わっている妹尾さんから、たくさんお話を伺うことができました。

ラジオでの放送は3月を予定していますが、古山順子の和精油めぐりブログでもご紹介をしていきますので、併せてチェックしてくださいね!

”仏様の手”の名を持つ果物の精油

こちらの写真は、中野BC株式会社でも精油抽出をしている果物。

仏手柑という柑橘類。手を合わせている様子に似ていることから”仏の手”という名前が付いたそう。

もしかして…と中野BCから10分ほど車を走らせた、黒潮市場の隣にある”きのくにフルーツ村”に立ち寄ってみたら、生の”仏手柑”に出会うことができました。

日本国内では鹿児島と、和歌山でしか生産されていない?ともいわれるこの果実は今が旬。

このタイミングで訪問できて良かったです。

お店のアレより気持ちが良い

2018年になってすぐ実施した、フットの施術の実技試験。
昨年末に残念ながら追試となった方だったのですが、今回は課題をきちんと克服し見事合格!
「お正月休みに帰省した家族を相手に一生懸命練習しましたもん!」
と誇らしげな笑顔。
新しいセラピストが誕生する瞬間は、私も本当にうれしい。

ところでその前日、久しぶりに自分の体のケアをと偵察を兼ねて行った某チェーン店のサロンでリフレクソロジーとボディのセットコースを受けました。

ラヘラの生徒さんの施術の方が断然気持ちが良い。
20代のころから本当にたくさんのリラクゼーションサロンに通い、自分自身がセラピストになった今も、信頼できる決まったお店以外にも時々行くのですが、がっかりすることも多いのが日本のリラクゼーションサロンの現状。

ラヘラで勉強する方には、”がっかりするサロン”側になってほしくないという気持ちで、ちょっと厳しめ?の実技指導をすることもあります。
だって、お客さんは何も言わずに去っていくから。

アロマトリートメント、リフレクソロジー、フェイシャル…
いろいろな技術を学ぶ時には、ぜひスクールだけではなくいろいろなサロンに受けに行ってください。
そして施術、サロン環境、セラピストの立ち居振る舞いの良いところ、悪いところをたくさん見つけてください。
そこには、スクールでは学べない、サロンを開業のための大きなヒントが隠れています。

≫愛情こもった厳しさのあるラヘラのスクールはこちら

妊婦さんのアロマ:足がつって辛い…

妊娠中のこむら返りを予防

夜寝ている時や、足を延ばした時に起こる、あの痛み。。。

こむらがえりとも言われる、足がつった状態。

とっても辛いですよね。

妊娠中に足がつる原因は主に二つあるといわれています。

一つ目は、体重が増えて足の筋肉に負担がかかるようになること。
そしてもう一つは、大きくなるお腹に圧迫され、下半身の血流が悪くなること。

冷やさないようにするには、レッグウォーマーやひざ掛けなどを活用して下半身を冷やさないようにすること。

さらに、入浴、軽い運動などをプラスし、血行を良くすることが改善のカギ。

フットバスや足のトリートメントで血液やリンパの流れを促進するのもお勧めです。

足がつりそうな時におすすめのアロマブレンド

その時にお勧めのアロマブレンドはショウガとスイート・オレンジ。
ショウガの精油には、加温作用・鎮痛作用をもたらす成分が含まれており、足の冷えが気になる妊婦さんにはイチオシ!
オレンジの精油も、穏やかに体を温めリンパを強壮するといわれています。

お風呂上りやフットバスの後の温まった状態の時に、0.5%に希釈したアロマオイルで、つま先からひざに向けて優しく流すようにトリートメントしてください。

姿勢がつらくないように、クッションや丸めたバスタオルを活用すると良いですよ。

妊娠中に限ったことではありませんが、カルシウム不足や脱水症状など、体内のバランスが崩れることでも、足はつりやすくなります。

カルシウムが多い食品を積極的に食べる、良質の水分をこまめに補給するなど、口から入るものにも意識を向けてみてください。

≫妊娠中のアロマトリートメントはこちら

たのんまっせ!えべっさん!

商売繁盛で、笹持ってこーい!

今年も服部天神宮にお参りし、豊中えびすで福を頂いてきました。
服部天神宮は”お足の神様”なのですが、”おあし”=”お金の神”につながるとして昭和25年から西宮えびすの分霊をお祀りしているそうです。

商売をさせて頂いている豊中にえべっさんがいるなんて縁起がいい!

豊中に引っ越して5年。
毎年思いながら、実はちゃんとお参りするようになったのは昨年から。

するとすると…昨年1年間の仕事の流れは予想をはるかに超える良い展開に。

これはえべっさんのおかげさま。

表からお参りした後は裏に回ってもう一度お参りを。

”コンコン!!”
「たのんまっせ!えべっさん!」

今年はもっと繁盛するように!と昨年よりちょっと豪華な笹にしました。

福のあるお顔の福娘さんがつけてくれると、さらに繁盛しそうだわ♪

とはいっても分相応に。笑
今年は鈴がたくさんついて、歩くたびにシャンシャンっこちよい音がしました。

3年後5年後はもっと大きな笹になりますように。

福笹を頂いた後は福娘さんにシャンシャンして、福を分けてもらいました。

学校も始まり、そろそろ疲れたお母さんたちからのご予約が増える時期。
気合を入れて、心をこめて、繁盛目指して精進します。

 

天然と合成

アロマセラピストと言う仕事をしていると、完全にナチュラリスト、天然のものに囲まれて生活している、と思われることがあります。

天然のものは良い。合成のものは悪い。

私は、必ずしもそうは思いません。

天然のものは、気象や土壌など環境条件によって成分が左右されますから、その時々によって成分が微妙に変わります。

天然の植物の成分には、それぞれに意味や役割があって自分を食べてしまう動物から身を守る為の毒のようなもの。
花粉を昆虫に運んでもらう為のフェロモンのようなもの。
光合成をして成長する為のもの。

など、本当に様々です。
それを私達が拝借しちゃってるわけです。

「天然だから安心よ」

なんて会話を耳にすることもありますが、それは共有する側が、「安心」「安全」なものを市場に出しているからであって、例えば、トリカブトやアヘンなど、私達にとって有毒なものだって沢山あります。

春になると、韮と間違えて水仙の葉っぱを食べて食中毒というニュースは毎年のように流れますしね。

毒ではなくても、キク科アレルギーやイネ科アレルギーのように、ある種の成分にアレルギー反応を起こすことも。

天然のものには検出しきれない微量成分も含まれていて、それらが複雑に作用しあうことで、
予想もしない成果を生み出すこともあります。
だから、アロマセラピーで使う精油って面白いんです。

一方、合成(人工)のものは、決められたとおりに同じ成分が、入れた分だけ配合されますから、内容物がはっきり明快です。
ただし、自然界には成立しない結合のものや、配合のものもあります。
逆に、自然界に存在する特定の成分を合成したというものもたくさんあって、これは成分分析をしても見分けがつきません。

西洋にしても東洋にしても、私達の先祖は自然界にあるものを活用して病に立ち向かい、美容に活用し、生活してきました。

それが、より効果の高いもの、効率の良いものを求め、技術の進歩と共に人工的に作り出すことを覚え、西洋薬(いわゆるお薬)が生まれました。
西洋医学と西洋薬の発展は、すばらしいことだと思います。

良かれと思って開発したものが、猛毒だったり、副作用があったり。
思いもよらず、他の副産物が生まれたり。
それでも、より良いものを求めて開発をしてきてくれた訳ですから。

その一方、天然のものの良さに注目をした方々は、植物そのものの力を最大限に引き出す為に、土壌を守り、環境を守り、植物と共に生きてきたのです。

こうやって考えると、それぞれ一長一短。

良い部分、悪い部分。

それをわかって取り入れることが大切なんです。

先日、合成香料のことが知りたくて調香の勉強をしに東京まで行きましたが、改めて、天然香料、合成香料双方の良さを知ることができました。

じゃぁ、なぜ天然のアロマなんですか?と聞かれそうですね。

それは、簡単。

植物が生み出す、複雑で優しい香りが好きで、人工的には生み出すことのできない思いがけない反応が面白いからだから。

私達人間も、自然の産物として生まれました。

だから、その自然の一部として。

進歩した科学や医学に囲まれて過ごすことの多い毎日ですが、大地のぬくもりを感じながら、植物の香りに囲まれる時間も大切にしたい、そんな風に思います。