アロマでできる”産後の抜け毛”対策

産後に髪の毛が抜けるのは、正常な反応

産後のママさんたちの悩みでとっても多いのが、抜け毛。

洗うたびに不安を感じるほどごっそり抜け、このままどうにかなってしまうんじゃないだろうか・・・と悩まれている方も多いようです。

でも、大丈夫。
産後に髪の毛が抜けるのは、身体が元の状態に戻ろうとしている証拠です。

とは言っても、不安が募る抜け毛。

その原因は、出産後の女性ホルモンの変化。

女性ホルモンには、排卵に向けて増えてゆくエストロゲン(卵胞ホルモン)と排卵を機に増えるプロゲステロン(黄体ホルモン)との2種類があります。

妊娠をしていない状態ではエストロゲンとプロゲステロンが2週間ごとに、排卵を境に増えたり減ったりしています。

ところが、妊娠すると、プロゲステロンの分泌量が大幅に増加します。

それもそのはず。
プロゲステロンは、妊娠状態を継続さるのにかかすことのできないホルモンだからです。

プロゲステロンの働きは、妊娠上体を継続させるだけでなく、毛髪の成長を促す力を持っており、このことが、産後の抜け毛と大きく関係しています。

実は、妊娠中に大幅に増えたプロゲステロンは、本来抜け落ちてしまうはずの髪を、そのまま成長させてしまいます。

そして、出産し、プロゲステロンが一気に減少すると、妊娠中に抜けずに成長していた毛髪が、抜け落ちます。

妊娠していなければとっくに抜けていたはずの毛髪が、ホルモンバランスが変わることによって一気に抜け落ちるのです。

だから、いつもより抜ける毛髪の量が増え、「ひどい抜け毛だ・・・」と感じてしまうのです。

産後の抜け毛におすすめのアロマ

このように、産後の抜け毛ホルモンバランスの変化によって起こりますが、母乳を与えることによる栄養不足、寝不足、ストレスなど様々な要素も無関係ではありません。

出産後は、妊娠中にも増して疲れが出やすい時期です。

そこで、産後の抜け毛を少しでも減らし、新しい毛髪が生えやすい環境を作る為にはアロマを使った頭皮ケアがおススメ!

ホルモンバランスを整えると同時に、育毛を助ける精油を使ったオイルで頭皮をやさしくマッサージしましょう。

おすすめのブレンドは…

  • イランイラン、オレンジスイート、ゼラニウム
  • ヒノキ(木部)、真正ラベンダー、クロモジ

一つ目は甘くすこしゴージャスな香り。気分も上がります。

また二つめのブレンドは落ち着いた香りでゆったり過ごしたい方に人気。

lahellaでは、キャリアオイル(ホホバ・スイートアーモンドなど)50mlボトルをお買い上げのお客様対象に、プラス500円でその場で自由に精油を選んでアロマオイルにして頂けるサービスをしています。

精油をボトルで買って帰っても使いこなせる自信がない・・・と言う方は、お気軽にご相談くださいね!

緑のにおいで深呼吸

緑のにおい

日差しの気持ちいい今日。

空気は冷たいけれど、外に出て空を見上げるととっても気持ちが良い!

私が深呼吸する時によく使っていたパイン。オウシュウアカマツの香り。
すがすがしくて、澄み渡るちょっと緑ががかった香り。

最近は、より緑の香りが強いの香りがするコウヤマキがお気に入り。

ところで、”緑のにおい”ってどんな香をイメージするんだろう?
私の中では、芝生とか草の葉っぱをちぎった時のちょっと青臭い香り。
この香りの成分はcis-3-hexenol。
 
これがこの精油に入っているか…は成分分析表に表記がないので不明なのだけど、未同定成分が多い精油なので、入ってると信じよう。

今日はコウヤマキにレモンを加えてさらにスッキリと仕上げました。

  • コウヤマキ精油(Sciadopitys verticillata)
  • レモン精油(Citrus limon)

コウヤマキ科は1属1種。

コウヤマキには同じ種とされる仲間がいない一匹狼のような存在。関西では高野山のコウヤマキが有名ですね。

神聖なものとつながっているコウヤマキの香りは心をスッキリ浄化してくれます。

レモンのシャープさが心地よい

深呼吸したとき、スーッと鼻に抜けるレモンの酸味のある香り。

日本産のレモン精油もあるけれど、水蒸気蒸留法のレモン精油はシャープさに欠けるから、シャキリしたい時は、やっぱり圧搾法。
皮をむいた時と同じ、ちょっと酸っぱい香りが心地よい。

週の真ん中。

外の冷気と精油で頭をシャキッとさせてエンジン再稼働!

 

冷たい雨の日のアロマ

冬の雨の日はちょっとアガる精油を

今日の大阪は雨の予報。
関東は大雪の予報。気を付けてお出かけください。

さて、冬の冷たい雨の一日は、少し気持ちを持ち上げてくれる香りを。

  • ユズ精油(Citrus junos)
  • ハッカ精油(Mentha vanadensis var.poperascens)

ほっこり優しい気持ちにしてくれる柚子の香り。

温州みかんの精油も捨てがたいのだけど、雨で副交感神経優位になりがちな日は、少し酸味のある柚子でシャキッと感を出してみよう。

ハッカの甘さを感じて

ほっこり優しいブレンドも良いのだけれど、最近お気に入りのハッカ精油は、結露してジメっとした部屋の空気をクリアにするイメージ。

さらに、雨の日は副交感神経優位になって、体も停滞気味になることが多いので、ミントの香りでちょっとアクティブに過ごせそう。

ミント系はスッキリのイメージが強いけれど、スッキリの後には何とも言えない甘さを感じるから、植物の香りって面白い。

今日は、サロンのアロマポットでこの香りをほのかに漂わせて1週間をスタートです。

 

急に寒くなった日のアロマ

冬の精油選びは温めと浄化がテーマ

週の前半はちょっと暖かくて、後半はまた寒い。

来週は大寒波がやってくるとか…

毎年のことだけど、インフルエンザも猛威を振るっていている時期のアロマ選びはシンプル。

  • ヒノキ精油/心材(Chamaecyparis obtusa)
  • ユーカリ・グロブルス精油(Eucariptus globulus)

日本人なら嫌いな人はいない!ヒノキ精油は優秀。

心材と葉部で成分も香りもガラッと違いますが、私は昔からなじみのある心材から抽出するヒノキの香りが好き。

心材から抽出されるヒノキ精油は、うっ滞除去(循環促進で温める)、免疫強壮、疲労回復が得意。

ユーカリを選んだ理由

普段ならユズ・オレンジの柑橘系やラベンダーをブレンドするけれど、今日はスッキリしたいからユーカリをプラス。

ユーカリ精油はその成分が風邪の時の塗り薬にもなるほどのパワーを持った精油。

殺菌・浄化・消毒がキーワードで、風邪やインフルエンザ、気管支炎に。
またそれに伴って肩こりや筋肉の嫌な痛みが出ている時にも使える精油。

私はいつも喉から風邪をひくので、この季節呼吸器のアロマケアは欠かせません。

今日はこの二つの精油を、ヒノキ多めでアロマバスに。

一日の終わり、のんびりお湯に浸かりながらたーっぷり深呼吸して、呼吸器も浄化を。

妊婦さんのアロマ:妊娠線予防

妊娠線の予防におすすめのオイルケア

妊娠さんの悩みの一つ。妊娠線。

妊娠後半期にはいると、皮下脂肪の厚い部分(下腹部、乳房、太腿、おしり、足の付け根、ひざの裏、二の腕など)に妊娠線があられることがあります。

急激な体重増加が起こりやすい妊娠後半期、体重増加に伴う皮膚(表皮)の伸びに、真皮や筋肉、脂肪が対応できず、断裂して起こる現象です。

また、妊娠中に分泌が増えるステロイドホルモンに、肌のターンオーバーを抑制し、肌の生まれ変わりを邪魔してしまうそうです。

このような状態のお肌は弾力を失い、断裂も起こりやすくなるというわけです。

かゆみを伴ったり、ピリピリしたりするので、その時の不快感もありますし、出産後もデコボコはなくなりますがあとは残るので、見た目も美しくありません・・・

そんな妊娠線の予防には、植物オイルや精油が役立ちます。

 

妊娠線の予防におすすめのオイルについて

植物オイルはアボカドオイルやオリーブオイルなど、こってりしたテクスチャーのものがおすすめ。

もちろん他のオイルでも妊娠線の予防になりますので、お手ものとにあるオイルで大丈夫。

ただし、ベビーオイルなどの鉱物油は肌に浸透しないので避けましょう。

精油は、お肌を柔らかくするものや、お肌の細胞分裂を活性化してくれるものを選ぶのがポイント!

ただし、これらの精油の中には、妊娠中に使用を控えた方がよい精油がいくつかあるので、注意が必要です。

私がおすすめする、妊娠線予防で選びたい精油は・・・

  • ローズウッド
  • マンダリン
  • ゼラニウム
  • ネロリ

これらの精油は、一般的に妊娠20週以降安心して使用できる精油です。

*ネロリはお花から取れる精油ですが、女性ホルモン様の働きはしないので使用可能とされています。

濃度は、植物オイルや無香料のクリーム10mlに対して精油1滴、0.5%を目安に。

精油はブレンドしても単品でも使用できます。

このオイルでしっかり保湿をすると、かゆみも軽減されるのでお風呂上りなどに、脂肪の多い部分を中心に優しく塗布してください。

「自分で精油やキャリアオイルを用意するのは面倒・・・」という方は、市販のボディクリームで代用することも可能ですし、lahellaでもホームケア用のオイルを作ることが出来ますので、トリートメント時にお気軽にお声掛けくださいね!

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