”香り”と”音”

五感をフルで使う音と香り世界

香りと音のワークショップを開催しました。

小野八幡神社の精油がきっかけで、かおりとのファンになってくださったシンガーの西園さおりさん。

かおりとのブレンド精油を手に取り、この”香り”を”音・声”とコラボレーションさせたい。
と言ってくださったのがこのWS誕生のきっかけでした。

 

日常から少し離れ、香りと音に見よ湯種、全身がゆるむ癒しの世界を体験して欲しい。

周りを気にせず、自分の内側の世界だけに没頭して、本来の直感や感覚を研ぎ澄まして欲しい。

彼女の思いと”かおりと”のコンセプトがとても近く、感覚を大切にしたWSを開催することになったのです。

香りからよみがえる大切な思い出と気持ち

WS開催に選んだのは、土日で満月の日。11月23日に決定しました。

当日は6名の方が参加してくださったのですが、あえて自己紹介や参加目的などの共有は行わず、呼吸&発声からスタート。

実は、さおりさんとは直前の打ち合わせをしようと朝早くに集合したのに、骨子の確認をしただけで後は2か月間の近況報告をしただけ。笑

何となく、お互いにそれで大丈夫だと思えたんです。

※FBがテレコにタグ付けするくらい似ているといわれます。向かい合って話をしてると、自分たちでも”似てるよね~”ってなります。左私、右さおりさん。

 

さて。

発声をして少し体を緩めた後は照明を落とし、向き合って欲しい3つの気持ちにつながる、かおりとのブレンド精油3種類を、何も言わずに間を開けて順に体感していただきました。

香りを取り込むための、深く楽な呼吸を続けていただきながら、自由な姿勢で。歩き回ってもOK。席の移動もOK。

このWSは作詞作曲もご自身で行っているさおりさんが、香りからインスパイアした音をグランドピアノで奏でるという贅沢な空間で開催。グランドピアノの下で音の振動を楽しんだり。

 

WSの後半は、香りから感じたこと、気持ちの変化、浮かんだ情景を言葉にしてシェアする時間。

自分がとても大切にされていたことを思い出したり、懐かしい人との心の中で再会したり、これから先の新しい世界が見えたり。

こう書くと、スピっぽく感じるかもしれませんが、具体的なことを書いてしまうと、次回WSに参加する方の先入観になってしまうので、書きません。

 

感情が動き、自然と涙がこぼれる方もありました。自然と笑顔になる方もありました。

「今までアロマが好きで香りをかいでもこんなことなかったのに。日本の香りってすごく気持ちを動かすんやね。」

 

参加者がポロっとおっしゃった、この言葉がすべて。

日本の香りだからできること。

かおりとだからできること。

香り と 音

このWSも継続したいし、これからも香りを軸にいろいろなコト・モノ・オモイをつなげます。

 

 

想いを引き出してくれる人。きょうちゃん。

ラジオじゃなくてテレビ

今日は人生初!テレビの収録でした。

インターネットラジオfmGIGのパーソナリティの先輩でもあり、おねえちゃんのような存在でもある、きょうちゃんこと相葉恭子さんの番組、和いWayテレビのゲストに呼んでいただき、収録となりました。

放送日は、11月19日と12月3日。

きょうちゃんの和いWayテレビは、和をテーマにした番組。

和いWayテレビは~和をもって輪をつなぐ~「和」をテーマにしています。
日本の和のえぇところ(人・モノ・場所・イベント)をご紹介して 日本全国&世界の色んな世代の方々に知ってもらい、興味をもってもらい笑顔の輪が繋がればな~という想いです。
ビデオカメラと三脚をかかえて色んなところへ取材に伺い、手探りで番組づくりをしていますので、応援よろしくお願いします。

 

1年半前に出会ってから、かおりとをプロデュースするに至った私の活動をずーっと応援してくれていて、日本の香りという切り口で、番組で取り上げてくれたんです。

きょうちゃんとはお着物仲間でもあるので、収録はもちろん着物♪

収録前に打ち合わせをしたカフェで、収録後にも挿入写真の確認を行う私たち。お店の方に、”お帰りなさい”って言われ、お着物話にも花が咲きました。

 

着物って良いね。

日本のものって良いね。

収録でも、そのあとのカフェでもそんな風に思った一日でした。

私の深いところにある想いをそのまま引き出してくれたきょうちゃん。本当にありがとうございます。

2018年の活動の総集編のような内容に仕上がった番組。その詳細は、また改めて。

学びの秋。ロハスフェスタ万博2018

動けば何かが変わる。ロハス出展で得たこと

長いようであっという間のロハスフェスタ万博出展が終わりました。

経営者の集まりの仲間に作ってもらった什器やパネルが大活躍!

この写真には写っていませんが、斜め後ろのブースの広葉樹を扱う方に無理を言って使わせていただいた、カイズカの一枚板も、かおりとらしさを出すのにぴったり!

たくさんの方の協力があって作り上げることができたブースです。

和文化サロンティアラのめぐみさんにお願いして作っていただいた、まっさらの絹の反物から作っていただいた匂い袋。

これに惹かれブースに来てくださった方たちがたくさんいました。

ロハスフェスタ万博出展の目的

  • ”かおりと-kaorito-”を少しでも多くの方に知ってもらうこと
  • スクールで学んでくださった生徒さんたちに活動の場を用意すること

当初の目的だったこの二つは十分すぎるほどに達成できました。

生徒さんの活動の場と思っていたロハス。

ふたを開けてみれば8名のスタッフは自発的に考え、動き、かおりと知ってもらうことに全力を注いでくれました。

みちよさん、かずえさん、さちこさん、くみさん、もにかちゃん、あけみさん、ようこさん、さとみさん。

本当に素晴らしいパフォーマンスをありがとう。

ハンドトリートメントを受けてくださった方は、延べ100人弱。ショップカードやリーフレットは、補充しても補充してもどんどん配られ、足りなくなってしまいました。

こんな素敵なスタッフのおかげで、私は他のブースを見て回ったり、ブースに来てくださった他の出展者の方とゆっくりお話する余裕があり、後日商談しましょう、という案件がいくつか生まれました。

動けば何かが変わる。

それをまた改めて実感した3日間でした。

みんな見てくれてたんだ!

そして。

忙しい中ブースにわざわざ立ち寄ってくれた仕事仲間やお友達がたくさんでした。

普段まったく連絡をとることもなく、SNS上でも一切交流がなかった方たちも見てくれてました。

「古山さん頑張ってて、忙しそうだからここに来たら会えると思って」

そんな言葉とともに差し入れをしてくれたり、写真撮影をしてくれたり、サービスを受けてくれたり、商品を買ってくれたり。

私が接客中でゆっくりお話しできなかった方もいましたが、それでも個別の案内は一切していなかったのに、ロハス会場の奥の奥にあるブースまで足を運んでくれたことが本当にうれしかったです。

日常の仕事をしながらの準備や搬入は、「私なんで出るって決めたんやろ…」と思ってしまうくらい大変だったけれど、準備に行けば、当たり前のようにテントが設置してあって机といすが置いてある。

出展者よりも早く準備をし、出展者が帰った後に片づけをしてくださる現場スタッフの方がいるんですよね。

初日にブースに来てくださった方が「これを準備してる人がいるんやで」と言ってくれたことで、ハッとしました。

この言葉があったから。

スタッフたちが笑顔で楽しかった!と言ってくれたから。

インスタでずっと見てて楽しみにしてました。とおっしゃるお客様に出会えたから。

ここいいにおいがする~と通る人の半分以上が言ってるのを聞いてたから。

 

最終日の帰り道、駅でタクシーが拾えず、思いかばんを背負い、紙袋をぶら下げ、古くて重いスーツケースをゴロゴロ急な坂道を上ったり下りたりして、脛を強打しても、それすら楽しみながら30分の道のりを帰ってこれました。

25年間、海外に行くときやイベントの時に荷物を守ってくれたスーツケース。あの街でも途方に暮れながらスーツケース押してたなーなんて思い出しながら。

 

今日はボロボロ・ヨロヨロ。笑

それでも、朝9時からは思いがけない商談になり、かおりとの取り扱い店が増えるかもしれません。

その後の2時間の講座では、アロマの効果を実感した!という生徒さんのご自宅での体験談を聞くことができました。

午後からのサロンのお客様は、笑顔で帰ってくださいました。

先ほど今日最後の打ち合わせを終えました。

いろいろな気づきと、学びのあった3日間。

次のイベントは12月の東京です。

銀色の香り

銀色の香り

今学びたいこと。

もっと伝わる話し方。もっと伝わる書き方。

今まで誰の手も借りなかったライティング。サロンもスクールも”かおり”とも全て自己流。

先月からライティングスキルを見直そうとマンツーマン指導を受けている先生が、偶然アロマセラピーが好きな方でした。

ィーツリーの香りを”銀色の香り”と表現する彼の感性に驚きを隠せませんでした。

だって、ティーツリーの仲間、フトモモ科のマートルの日本名は銀梅花。銀色の香りと呼ぶにふさわしい名前。

 

基準値と感覚値

日本で生まれ育ったものに重きをおく”かおりと”のコンセプトや、私の考え方にピタッと寄り添ってくださる先生。

「日本のものが日本人に一番しっくりくるのは間違いない。理屈ではないよね。」

この言葉に背中を押され、日本産精油講座の名前を変えることへのためらいが消えました。

実は、日本で育ったティーツリーの香りは、オーストラリア産のティーツリーとは大きく異なり、この銀梅花(マートル)の香りに似ているんです。

オーストラリア政府が定める”ティーツリー精油”の品質基準では、

テルピネン- 4 -オールの含有量は30%以上、1,8 – シネオールは15%以下と定められています。

日本産のそれは、この基準にははまらない。

でも、なんだかいとおしく心地よい香りと感じるのだから、日本産のティーツリー精油はそれでよいのだと思うのです。

 

 

 

東京での”かおりと”のこと

開いていた時間に飛び込んできた日本産精油かおりとの商談

9月25日。東京。

いつもの出張よりも少し遅めの飛行機に乗り、羽田空港へ。

今回の東京出張の一番の目的は、12月7日8日に開催される雑誌セラピスト主催の”アロマ&ハーブエキスポ”の説明会。

エキスポの説明会は午後からだけど、お得価格な時間帯のフライトを選んだので、午前中に東京で空き時間があるなーなんて思っていたら、川西阪急への出店がきっかけで思いがけない商談が飛び込んできました。

午前中に向かったのは、おしゃれでこだわりのある人が集まる街。富ヶ谷。人気のベーカリー直営のカフェでランチを共にしながら、商談(と言ってもかおりとについて熱く語った感じ?)。

天然の木をたっぷり使った内装に、選りすぐりのものだけをセレクトしたショップを運営する、アロマセラピーにも精通した女性オーナーから、”久しぶりに、私ももっとやらなきゃ!と思わせてくれる人と物に出会えた”と嬉しいお言葉をいただきました。

近いうちに、東京で”かおりと”の香りを体験し購入していただける場所が誕生しそうです。ワークショップなどにも場所を使わせていただけそうなので、来年からは東京でもいろいろ企画しようと思っています。わくわくです。

川西阪急スロウデイズも、今回の東京も、私からの売り込み一切なし。本当に理想的な形でかおりとの居場所が増えていくことが不思議です。良いものって、ちゃんと伝わるんだね。

 

発見!アロマ&ハーブエキスポ2018 by 隔月刊セラピスト

商談と打ち合わせが混ざったような1時間ちょっと。後ろ髪をひかれながら電車で移動してアーツ千代田へ。

説明会は自由席でしたが、同じテーブルになった方々はアロマ業界の著名人。お顔も名前も見たことのある先生が何名かおられ、すごいなーなんて思っていたら…

向かいに座っていた書籍も出しておられる方から思いがけない一言が。

「かおりとさんですよね?ずっと気になっていて。まさか今回のエキスポに出られるとは思ってなかったので、同じテーブルでうれしいです」

びっくりとともに嬉しい。

休憩時間にテーブルが一緒だった方たちといろいろお話をさせていただいたのですが、皆さん知識も経験も豊富!ドイツ、フランスに実際に行ってみてきたお話はめっちゃ興味深かったです。

でもね、”かおりと”を通じて日本の精油のことは私もかなり知ってます。だから、引け目を感じたりすることなく、日本での精油の文化や現状をもっと伝えなきゃなと思えました。

日本に入ってきている素晴らしい精油ブランドはたくさんあります。

精油は、一つの国ですべて作られるわけではなく、生産者がいて、それを買い付けてブランド化して販売するのがスタンダード。その目利き(鼻利き?)ができるかが重要なんだけど、海外ブランドの精油はいくら上質とはいえそれを選んでいるのは海外の方。で、総代理店が日本にあるわけです。

めっちゃ質も香りも高いけど、日本人が選んで買い付けをしている精油ではないのが残念。きっと世界中の精油の買い付けをできる日本人が今の時代にはいないんだろうな。それとも私が出会っていないだけなのかしら…

世界中には私がまだまだ知らないアロマブランドがたくさんあるけれど、私は日本のものを真剣に。

かおりとを大切にしたいなと改めて思った一日でした。

 

>発見!アロマ&ハーブエキスポ2018の詳細はこちら