暑い夏が日本人を冷え症にした?暑い夏がくる前に・・・

暑くて冷える。日本の夏

暑い夏が来る前に…と書きながら、もう夏日が続いている豊中です。豊中は毎年、岐阜県多治見市と競うように最高気温を記録するというエリア。いやになります…

それはさておき。

アロマセラピストになってわかったことがあります。それは、季節を問わず、日本人は本当に冷えを感じている方が多いということ。

でもいったいどうして、こんなに冷え症の方が増えてしまったのでしょう??

実は、その原因は、暑い暑い夏。

さかのぼること30年。日本の夏の気温は35度を超えるような暑さではありませんでした。でも最近は35度は当たり前。40度近い気温になる日もある夏。

梅雨入り前ですが、もうすでに日中の気温は30度近い。私が子供のころでは考えられないことです。

初夏からこんな暑い毎日が続くと、生活習慣も昔と比べるとガラッと変わってきます。

熱中症対策にエアコン。でも・・・

熱中症対策もあり、暑さを我慢するより、エアコンをつけて快適に過ごそうという流れも。外出すると、あちらこちらすでに冷房が入っていますよね。

私はエアコンが苦手なので、リビングではエアコンはほとんど付けませんが、蒸し暑いとすぐに冷房を入れるという方も多いと思います。

このエアコンこそが、冷えの原因の一つ。

室内の気温を下げるために、送風口からはかなり冷たい風が出ます。冷えた空気の中に薄着でずっといると、身体は知らないうちにかなりのダメージを受けているんです。

私達の身体には、汗をかくとう天然の冷却装置がついています。

体内の温度が上がると、汗をかきます。汗は蒸発するときに体表の熱を奪い取ってくれます。

実は、汗をかいた後の体表温度は、かなり下がっています。触ってみるとヒヤッとしているのが分かるんですが、暑さの中で気づかず、冷房の効いた部屋で必要以上に体を冷やしてしまうという習慣がついしまっているんです。

さらに最近は、冷暖房によって体の調整機能が退化し、汗をかけない人も増えてます。だから余計にエアコンに頼る・・・と言う悪循環も起きています。

体に温かいものを当てて、心地いいって思うのはそこが冷えている証拠。

夏にお風呂に入って気持ち良いって思うのは、身体を温める必要がある証拠。

冷えた体をそのままにしておくといろんな不調が出ます。お風呂に入ってリセットする、なるべくエアコンは控える、月1回岩盤浴やホットストーンで温める・・・

夏の冷えには本当にご用心ください!!

ミツバチの巣からミツロウ作り

もう何屋さんかわからなくなってきました。笑

キッチンでミツロウ作りに挑戦です。

昨年の冬、尼崎のビルの上で養蜂をしているMさんにお会いした時に、ミツロウが欲しい!といったのを覚えてくれていて、ミツバチが間違えて隙間に作った巣(はちみつも蜂の子も入っていない空き家)を持ってきてくださったのです。

巣からミツロウをとる!

はてさて。

ゴミ袋にがさっと持ってきてくださったミツバチの巣は、規則正しいハニカム構造で溶かしてしまうのがもったいない美しさ。

焦げ付かないように鍋に水を入れ、巣を投入!弱火にかけるとアッという間に溶けてしまいました。

写真にするには堪えないので、とりませんでしたが、写真の黒い部分がまるでアクのように表面に浮いてちょっとグロテスク…。水も茶色に…

網でアクやごみをすくいとり、冷えるのを待ちます。上澄みが溶けたミツロウ。

冷えたらロウ部分だけ取り出し、目の細かいネットのなかへ。水を入れ替えたらネットごと鍋に入れて再び弱火。ゴミがネットの中に残り、ミツロウだけが溶けだします。

再び冷えるのを待津と…ちゃんと黄色いミツロウが出来上がりました!

でもね、裏の水と接していた部分にはまだ不純物が残っています。
日を改めて、木綿の袋に入れて再び溶かして…きれいになったらでき上がり。

次からは最初から面の袋に入れたら工程を短縮できそう。

ミツロウは、はちみつから作られるそうなのですが、季節によって色も香りも違うのだとか。今回のみつろうは輸入産のような甘い香りはほとんどしません。

でも、ちゃんとミツロウ。日本産精油の講座の教材に、そしてかおりとでの販売ももくろんでいます♪

経営者として誇るべきこと

小さい規模ながらも、経営者という生き方を選んで5年半。

この5年半でやってきたことは、会社務めをしていたころと分野は違っても、過去に身に着けたスキルの応用でできることばかりでした。

今、物作り&ブランド立ち上げという新しいことにチャレンジしている中で感じるのは、自分の未熟さと無知さ。楽しいけど、私はまだまだ発展途上だなぁと思います。

私自身の中では、【アロマサロン→スクール→精油のブランド立ち上げ】+【ラジオ】というのは、一つの軸の上を進んでいるのですが、一見すると”あれもこれもやっている人”に見えることがあるようです。

それを言われたとき、このままでは”なんでもやる人=何にもできない人”になってしまうのでは、という不安が突如襲ってきました。

でも、自分の仕事として、どれも外せない。

サロンも継続してやりたい。

妊婦さんの施術や和精油のことを教えてセラピストを育てたい。

こだわりぬいた精油のブランドを作りたい。

こういう活動をしていることを発信する手段としてのラジオ、やりたい。

一人でやるにはそろそろ限界だということも承知の上で、この4つはどれも外せない。”あれもこれもやってる”ように見えるかもしれないけれど、”ご飯食べる。お風呂入る。寝る”と同じくらい私にとっては、このすべてがあることが自然なことなんです。

ちなみに、精油メーカーさんを回ってるのは、この4つをやる為の活動。音楽は趣味の一つです。

でも、ぬぐい切れない不安。商工会議所の相談員のYさんに打ち明けたところ、返ってきた言葉に泣けてきました。私、相当いっぱいいっぱいだったんだな。

「やりたいこと」というのは、経営者さんの想いの中からしか出てきません。

私たちサラリーマンのように、周りから「やれ」と言われてやることはないのですから、逆に「やりたいこと」が出てこないとビジネスはいつか止まってしまう。だから「やりたいこと」がたくさん出てくるのは経営者という仕事を選んだ人にとっては誇るべきことやと思います。

経営者の資質はいろいろあると思うけれど、「やりたいこと」がたくさんあることを”誇り”に思っていいと言われたのは初めて。

この後、「優先順位をちゃんとつけて」と話は続くのですが、こんな風に言ってくれる人がいることが、すごく嬉しいです。

やりたいこと、まだまだあります。

あれもこれも、と同時にやりたくもなりますが、自分の仕事の規模に合わせて一歩一歩。どれも大切なことだから、一つずつ丁寧に。

また自分の原点に立ち返り、進んでいこうと思います。

想いを形にする力

想いをデザインで表現するということ

想いを形にする力ってすごいなと初めて感じたのは、家を建てた時。

感覚的な私や夫の想いや言葉をくみ取ってくださり、図面とともにラフスケッチをたくさん書いてきてくださった建築士さんに感動したのを覚えています。

着工したときは、こんな狭い土地にこの家が本当に立つのか?!と不安にもなりましたが、絵にかいてくださった通りの家が出来上がり、憧れだったリビングイン階段を上った時はさらに感動でした。

そして、やっぱり建築士さんって見えない想いを形にするのが上手なんだ!と感じたのが、ラヘラジがスタートするまでの工程。

何度も打ち合わせをする中で、伝えたいのに上手に言葉にできない私の想いを丁寧にひも解き、オープニングの言葉を一緒に作り上げてくださったスタジオオーナーの力に感動。彼もまた建築が本業で、立体を平面でイメージできる人たちは見えないものを形にする能力に長けてるんだなぁなんて単純に思っていました。

ヒアリングと表現のバリエーション

その後、不思議なことにいろんな場面で”デザイナー”という職業の方にお会いする機会が増え、彼ら彼女らの能力にただただ感心するばかり。言葉をデザインや絵に落とし込む力って本当にすごいと思うんです。

先日も、かおりとの商品作りにかかわって頂く先生(先生っていうと嫌がる方だけど…)と打ち合わせしていたら、私の言葉を聞きながらサラサラと素案を描いてくださって。すごいなぁとひたすら関心。

そのすごさを支えているのは、ヒアリングする力と、表現のバリエーション。もちろん、表現手段のクオリティの高さは言うまでもありません。

ヒアリング力と表現のバリエーションは、精油のブレンドをするときに私もかなり意識していることで、生徒さんにも伝えていること。って考えたら、私も香りだと同じような事ができてるのかもしれないなと思うのです。

気持ちを香りにする。

人を香りで表現する。

現に、カリグラフィ作家さんたちと一緒にモノ作りをしていて、言葉を香りでデザインしてる。これ、国内だけではなく海外でも販売するらしいから驚きです。

自信をもって、私にしかできないデザインをしよう。

ただ良いだけの香りではなく、心に響く香りをデザインしよう。

精油だからできる薬理作用のある香りをデザインしよう。

”送り香”活躍の場

送り香への想い

少し前に、かおりと-kaorito-の”送り香”の打ち合わせをしてきました。

打合せといっても、ラベルやHPの打ち合わせではなく、お相手は葬儀会社さん。

まだ発売前のかおりと商品ですが、”送り香”は今は亡き大切な人を想うかおりなので、お別れの時に使ってほしいと考えていたのです。

今回、ご縁がありとある葬儀会社の方にその話をちらっとしたところ、”想いを伝える””差別化したセレモニー””お線香の煙が出ない香り”といういくつかのワードがヒットして、トントンと話が進みました。

やっぱり、考え方の方向が同じ方とは話が早い!

さらに、私が知りえなかった現場が抱える問題も、精油で解決できるかもしれないことがわかり、やる気スイッチオン!

これは、かおりとの商品として、というよりも精油のプロとして本領発揮ができるかどうか。ワクワクします♪

本人の”想いを大切にする”

生まれた時と死んだ時は絶対に主役になれると聞いたことがありますが、実際のお葬式にまつわる話を聞いていると、決して主役とは言えない最期になってしまうことも多々あるのだと痛感しています。

死人に口なし、とはいえ、最期の時に本人の生前の意思が全く無視されてしまったのを目の当たりにすると、いたたまれない気持ちにさえなります。

最近は、エンディングノートや生前葬が認知されつつあり、自分の死に際をどうするかを自分で決めるって大切なんじゃないかと思うようになりました。

”送り香”は残された人が亡き人を想う香りですが、実は裏側のコンセプトがあります。

それが、残された人に旅立つ人が”送る香り”

思い出の土地にゆかりのある香り、気持ちを込めた香りを生前に作らせていただき、そのレシピをお預かりする。それをエンディングノートに記して頂いていると、自分が亡きあとに”香りで気持ちを伝える”ことができるという商品です。

でもね、ご本人亡きあとというのは、ちょっと難しいということが打合せでわかりました。

調香レシピに従って調合してお渡しするには1週間は必要。でも人がなくなってから骨になるまでは長くても4日程度…

ダメだね(;^_^A

ということで、この裏側コンセプトは生前葬を希望される方にご提案頂くことになりそうです。

かおりと、リリースまであと2か月。少しずつカタチが整ってきました。