松竹梅の香りで迎える、お正月のアロマブレンド

松竹梅を香りで楽しむというしつらえ

もういくつ寝ると~お正月♪

早いもので、今年も残りわずか。クリスマスの香りを作ったと思えば、もうすぐお正月がやってきます。

新しい年の始まりに、松竹梅の縁起物を飾るという習わしがありますが、松竹梅を目で見て楽しむだけではなく、「香り」としても楽もう!というのが今日のテーマ。

松は、凛とした静けさをまとった冬の森を思わせます。
竹には、清らかで伸びやかな空気が漂います。
梅は新年の喜びに華を添えてくれます。

今回は、松を「とどまつ精油」で、竹の青々しさは「こうやまき精油」、梅に見立てた香りとして、「いよかん精油」の甘さと「ジャスミン精油」の華やかさを重ねました。
ジャスミンの香り成分は梅の花とも共通なので、入れすぎなければ日本らしさを損ねません。

しつらえとは、季節や客人に心を配るための工夫。お正月感が年々薄れていますが、松の内にお正月らしい香りを添えることは、言葉にならないやさしさを届ける方法のひとつだと思います。

新年を彩るブレンドレシピ

それでは、具体的なレシピのご紹介です。和の素材に少しの華やぎを添えたお正月のためのブレンド、ぜひ作ってみてください。

・とどまつ 3滴:まっすぐな木の香り。静かな力強さを感じさせます。
・こうやまき 1滴:やさしく、すっと背筋が伸びるような印象。
・ひのき木部(減圧) 3滴:木の温もりと包容力を添える香り。
・いよかん 1滴:陽だまりのような甘さが全体を明るくします。
・ジャスミン 0.5滴:ごく少量でも香りに華を添える存在。

香りの主役は日本の木々たち。そこにジャスミンとイヨカンが華やぎと親しみやすさを加えて、バランスよく整えてくれます。

香りを飾る──しめ縄やお正月飾りへの使い方

香りを“焚く”のではなく、“飾る”ように使ってみる。そんな発想から、今年はお正月飾りに背油を垂らして使うことにしました。

私は毎年、米澤ほうき工房さんの「ほうきもろこしのお飾り」をお願いしているのですが、軸の部分に数的垂らして壁にかけておきます。

最近は、しめ縄も室内に飾るご家庭が増えていますので、しめ縄本体や紙の飾りに精油を数滴垂らしてみてはいかがでしょうか。

直接垂らすと精油によって素材が変色することもあるため、裏側の見えないところに垂らしたり、布や紙で飾りを追加して使うのもよいかもしれません

ほんのりと漂う香りが品よく空間に溶け込んでくれます。

香りで迎える、新しい年のはじまり

お正月の香りには、祝いと静けさが混ざったような、不思議な空気があります。香りは目には見えませんが、その場に集う人たちの心に、確かに残ります。

あいさつやおせち料理のように、香りもまた「もてなし」の一部なのだと感じます。松竹梅の香りで整えた空間が、楽しい思い出とともに、誰かの記憶に残ってくれますように。