“田戸先生が指揮される時にも呼んで下さいよぅ!”
私が今なお音楽を続けているきっかけをくれた地元の大先輩に、そんなお願いをしたのは去年の秋だったでしょうか。
昨年の春にも、社吹奏楽団は元NHK交響楽団首席テューバ奏者であり、40年以上前から学生やアマチュア楽団の指導にもあたられている、田戸幾久三先生を客演指揮に迎え、の演奏会開催されました。
私がお手伝いで行かせていただいたのは、その前後の演奏会。
こんなにレベルアップするのか!と思えるほど団員の皆さんの合奏力がアップしていてびっくりしたのを覚えています。
こんな指導をする指揮者の元で私も吹いてみたいじゃないか!と思っていたら、ありがたいことに今回のご縁を頂くことになったのです。
とはいえ、仕事もにわかに忙しくなってきた時期と重なり、さらに社吹奏楽団の本番1週間は所属するオーケストラの本番前日リハと重なり、行くことができず…
出ないつもりだった打ち上げも、少し前の練習で某先輩に半強制参加を言い渡されたおかげで?客演指揮者の多戸先生とゆっくりお話しする機会をいただきました。
40年間、NHK交響楽団の首席チューバ奏者として活躍され、その後も10年以上音楽の世界に身を置く多戸先生は70を優に超えておられるのですが、エネルギーは20代?!
音楽のこと、プロの世界、アマチュア楽団のこれから…多岐にわたる先生のお話は時に真剣で時にユーモアたっぷりで、楽しい時間でした。
“エキストラは団員よりも吹ける人が来るんだから…本番が近くなってから来てくれたらいいんだから”という先生のお言葉をうけ、私自身もっと高みを目指さねばと心に誓った時間でもありました。
田戸先生は、社吹奏楽団やコスミックホールの存続のためにできることは惜しまずする!と約束をされ、熱い想いをもって取り組みされているということが、お話のいたるところから感じ取ることができました。
そして…
”社に入団して手伝ってもらませんか”とも。これは、本当にうれしいお言葉でした。
また、ステージ上や客席には昔一緒に演奏していた先輩方がたくさんおられ、”いつ戻ってくんねん!””裏切者め~笑 三木を越えて社とは!”などなど、温かい言葉をかけてくださいました。
↑いつかまた一緒にやりたい昔の仲間。最後に出た古巣の演奏会の写真。
今は芦屋フィルの指揮者坪井先生の指導やお人柄にも惚れ、オーケストラの管楽器の責任や音楽性の追求の難しさのなか、勉強中。お世話になった方からのお声がけには、本番の足らずのお手伝いをするのが精いっぱいですが、昔一緒にやってた時より頼りになるなぁと思ってもらえるよう、私なりの努力中。
芦屋フィルの指揮者坪井先生は現役のプロ奏者でもあり、田戸先生はN響をけん引してきたプロ奏者。そして今は亡き恩師も元プロ奏者。
私は指揮者に恵まれてる。たくさん吸収しよう。
さーて。次の大きな本番は9月末。芦屋フィルハーモニー管弦楽団のファミリーコンサート。
仕事も音楽も、楽しみます。