一気に真夏の陽気。毎日暑くて暑くて、すでに夏バテ、という方も多いかもしれません。
私は毎年のことなのですが、外の暑さとエアコンの寒さで体調が優れなくなるので、
朝晩はなるべくエアコンに頼らず、窓を開けて入ってくる風を楽しみますが、日によっては朝晩の風が涼しくないことも…
今日は、そんなあっつ~い日々を乗り切る為におすすめのアロマ活用術をご紹介。
特別な道具はいらないので簡単にできる方法です。
夏を涼しく過ごす日本の知恵に和精油をプラス!
アロマ香りを上手に使うことで、少しでも夏の暑さから解放されるとしたら、そんな幸せはありません。
暑さの解消といえば、和はっか!ミントや薄荷は香りを嗅ぐだけで、体感温度体感温度を最大4度下げることも知られている精油(資生堂の香料開発室が行なった実験にて)。
直接肌につける方法が紹介されることもあるけれど、肌が弱い方や体調が悪い時、それに小さなお子様や高齢者はトラブルにもなりかねません。
だから今日は、肌に直接精油をつけず簡単にアロマの香りで涼しさを感じる方法を2つ紹介します。
外から入ってくる風をアロマで涼しくする方法
日本の知恵!涼しさアップの為の打ち水に和薄荷を活用します。
使い方はとっても簡単ですが、日が高いうちにやるとむわっとした蒸気が風に乗って入ってくるので気を付けて!
朝の早い時間か、日が沈んだ後がアロマ打ち水におすすめの時間です。
- バケツやジョウロに水を半分くらいためます。
- そこに、和はっか精油を10滴ほど垂らします。
- さらに上から勢いよく水を足します。
水、精油、水の順番で溜めることで、精油が勝手に水に混ざっていくので楽ちん♪
この水を、ベランダや玄関回りや庭先に、打ち水と同じ要領でパシャパシャとまくだけ!
すると、水が蒸発するときに和薄荷の香りも一緒に漂い、何とも涼やか。窓からほんのりハッカの香りがする風が吹いてきます。
それでも暑くて窓なんて開けられない!という方には2つ目の方法。
部屋の空気をアロマで涼しくする方法
良くアロマディフューザーって手入れが面倒とか、水を入れるのは不衛生に感じるとか聞きます。
私も売り場では超音波式やネピュライザー式のディフューザーを使いますが、家ではほぼ使いません。
面倒になって、アロマを使うのをやめてしまう方がもったいないので、お客さんにも簡単何使い方をご提案しています。
その簡単な使い方がこちら!
- 使わなくなった耐熱の器を用意する(深めが良いです)
- ポットでお湯を沸かす(給湯器で高温にしてもOK)
- 器にお湯を注ぎ、そこに精油を5滴くらい垂らす
かおりとで扱っているサイコロディフューザーも良いんですが、これだと手の届く範囲にふわっと香る程度。
自分だけのためなら良いですが、暑さ対策って部屋全体、できれば家全体でやりたいと思うんです。だから蒸気と熱で広げてくれるお湯を使うのがおすすめ。
カップ一杯分であれば、部屋が暑くなるとか、湿気がひどくなるなんてことはありません。
夏でもホットコーヒー飲むのと同じ感覚。
実際に香りがあるときとない時を試してみましたが、ハッカをほんのり漂わせた時の方が、過ごしやすかったです。
和ハッカってどんな精油?
和種ハッカは、医薬品や食品香料にもなる「ハッカ脳(メントール)」をペパーミントよりも多く含んでいる品種で、昔から精油の抽出の為に栽培されてきました。
ちなみに、現在「和ハッカ」と言われている品種は、在来種を品種改良し抽出効率を上げた「ホクト」が中心。日本各地のほか世界でも栽培されています。
メントールには、いろいろな作用があると言われていて、化粧品や薬、食品にもたくさん使われています。
湿布や塗り薬(消炎鎮痛剤)に使われているのは、炎症を抑える力や、血行を促進する力があるから。
また、夏限定のシャンプーや入浴剤に使われるのは、清涼感を与える効果や、皮膚の温度を下げる効果を期待しているからです。
その他、虫除け効果があることが証明されていたり、不快なにおいや味を消す作用もあります。
焼き肉の後にミントのガムをくれるのは、ミントガムに含まれるメントールにこの力があるからなんですね。
食品や薬にも使われているから、飲んでもいいのかな?と思うかもしれませんが、使われているのは精油そのものではなく、必要な成分を取り出したものだったり、不要な成分を除外したものだったりします。
アロマを安心して長く使うコツは、極力リスクを回避してトラブルなく使う方法を選ぶこと。
口から取りたいなら、和ハッカやペパーミントを栽培してミントティにしたり、ミントソースを作るとよいと思います。ミント類って本当に強くて暑さ寒さの中でもどんどん成長していきます。
話がそれましたが、精油。
面倒くさくなって、使い方がよくわからなくなって…
お手元に、買ったのに使いきれてない精油、ありませんか?
和薄荷以外にも、ヒノキやユーカリ、レモングラスなど爽やか!と感じる精油なら何でもOK!
捨てるのはもったいないけど、体に使うには古すぎて・・・なんて精油も、こうやって最後まで活用してあげてくださいね。
※お花の精油など種類によって虫を引き寄せる場合があります。打ち水にはハーブや樹木系の精油がお勧めです。
アロマセラピーは医療ではありません。また精油は医薬品や食品ではないことをご理解の上、精油を使用する際は製品の取扱説明書や注意事項を読み、正しくお使いください。
このページに掲載している内容は、特定の商品の効果効能、安全性を示すものではありません。