”送り香”活躍の場

送り香への想い

少し前に、かおりと-kaorito-の”送り香”の打ち合わせをしてきました。

打合せといっても、ラベルやHPの打ち合わせではなく、お相手は葬儀会社さん。

まだ発売前のかおりと商品ですが、”送り香”は今は亡き大切な人を想うかおりなので、お別れの時に使ってほしいと考えていたのです。

今回、ご縁がありとある葬儀会社の方にその話をちらっとしたところ、”想いを伝える””差別化したセレモニー””お線香の煙が出ない香り”といういくつかのワードがヒットして、トントンと話が進みました。

やっぱり、考え方の方向が同じ方とは話が早い!

さらに、私が知りえなかった現場が抱える問題も、精油で解決できるかもしれないことがわかり、やる気スイッチオン!

これは、かおりとの商品として、というよりも精油のプロとして本領発揮ができるかどうか。ワクワクします♪

本人の”想いを大切にする”

生まれた時と死んだ時は絶対に主役になれると聞いたことがありますが、実際のお葬式にまつわる話を聞いていると、決して主役とは言えない最期になってしまうことも多々あるのだと痛感しています。

死人に口なし、とはいえ、最期の時に本人の生前の意思が全く無視されてしまったのを目の当たりにすると、いたたまれない気持ちにさえなります。

最近は、エンディングノートや生前葬が認知されつつあり、自分の死に際をどうするかを自分で決めるって大切なんじゃないかと思うようになりました。

”送り香”は残された人が亡き人を想う香りですが、実は裏側のコンセプトがあります。

それが、残された人に旅立つ人が”送る香り”

思い出の土地にゆかりのある香り、気持ちを込めた香りを生前に作らせていただき、そのレシピをお預かりする。それをエンディングノートに記して頂いていると、自分が亡きあとに”香りで気持ちを伝える”ことができるという商品です。

でもね、ご本人亡きあとというのは、ちょっと難しいということが打合せでわかりました。

調香レシピに従って調合してお渡しするには1週間は必要。でも人がなくなってから骨になるまでは長くても4日程度…

ダメだね(;^_^A

ということで、この裏側コンセプトは生前葬を希望される方にご提案頂くことになりそうです。

かおりと、リリースまであと2か月。少しずつカタチが整ってきました。