菖蒲って二種類あるって知ってますか?
今日は子供の日。良いお天気で外でお子さんとたくさん遊んだ!という方も多いかもしれませんね。
子供の日の菖蒲湯として知られる”菖蒲”は、古くから病邪を払う薬草と考えられていた日本のハーブ。
葉を長いまま使う場合と、刻んで使う場合があるそうですが、実は私、一度も菖蒲湯に入ったことがありませんし、菖蒲の香りを嗅いだこともないんです。
ところで、菖蒲というと、写真のようなアヤメ科の菖蒲の花を思い浮かべるのは私だけでしょうか。
でも、菖蒲湯に使うのはサトイモ科。ガマの穂のような黄色い花が咲くそうです。葉っぱが似ているから菖蒲と呼ぶのだとか。ちょっと紛らわしいですね。
菖蒲が無い時はアロマで再現!
さて、菖蒲湯に使われるサトイモ科の菖蒲は、葉よりも根に薬用成分が多く含まれています。植物って結構根に精油成分を多く持つものが多いんですよね。
そして、菖蒲に含まれる精油成分の代表がオイゲノール。
オイゲノールは神経・免疫強壮、強い殺菌。抗ウイルスで知られるフェノール類の一種で、クローブやローリエ、シナモン、バジルなどにも含まれる成分です。(使用には濃度などやや注意が必要)
菖蒲湯は葉を使った場合白湯の1.5倍、根を使った場合2.5倍の血行促進効果があるのだとか。精油成分って、すごいですね。
菖蒲が手に入らないという方は、いつものアロマバスにオイゲノールを含む精油や、キッチンにあるスパイスをそのままをちょっとプラスして、菖蒲湯に似た効果を体験してみるとよいかも(^^♪