強いチームをつくりたい

商品、チーム、熱い想い

かおりとを立ち上げるにあたり、一冊の本を読みました。

【ブランドのはじめ方/中川淳(中川政七商店十三代)・西澤明洋(エイトブランディングデザイン代表)】

この本の中にあった、ブランドに必要とされる「商品/チーム/熱い想い」の中の、”チーム”を作りたかったのですが、大きい会社なら社内組織としてプロジェクトチームを作ることが可能だけど、個人事業主には至難の業。

ただ、取引先業者としてデザインや写真を任せるのではなく、一つのブランドを作り上げるチームとして手伝ってくれる人を求めていました。

だから、私のやりたいことをどうやって表現するかを考えてくれるカメラマンHさんとデザイナーOさんとの出会いは、本当に大きかった。

かおりとの世界観を作っていく過程で、本当にこの二人には助けられました。

私のやりたいこと、表現したいことを理解し、それぞれのプロとしての視点で客観的な意見を言ってくれること、私が理解できるような言葉で理論的に示してくれること、本当にありがとう。

紆余曲折、結果オーライ

昨年6月ごろから本格的にやることを決めて動き始め、具体的なイメージが沸き”やろう!”と決意した直後の10月。

実は、「もう無理だ。やらない。できない。」そう思わざるを得ない事態が勃発。正直昨年の10月~11月ををどう過ごしたかの記憶が曖昧。とても不安定な時間を過ごしました。

サロンの仕事も、ラジオも、アロマに係ることも全部やめてしまうか、全てを飲み込んで踏ん張ってやるか。

 

そんな選択肢を自分の前に置き、出した結論は、”香りは手放せない”ということ。

 

11月には”かおりと”の名前でやることを決め、こからの数か月は本当に苦しくて。でもやるからには、絶対後悔しないものを作るという自分の中の太い軸ができたのもこの時期だったと思います。

チームは自分で作る。

そう決意した時期でもありました。

 

川西阪急お取り扱い決定!を自分のことのように喜んでくれたカメラマンHさん。

「ほかの人ではこの世界観を理解して作るのは無理。ブランドをトータルでデザインしないと」と急なリーフレット作成を快く引き受けてくれたOさん、やっぱり最高のチームです。

≫続きは次回のブログで

 

根っこの力

オリーブの木の生命力

ベランダで育てていたオリーブの木が、今年の猛暑で立ち枯れ。

台風が過ぎベランダの片付けをしながら、オリーブも抜いてしまおうか…と鉢を見たら!!

なんと、オリーブの根元や枝元から緑の葉が芽吹いていたのです。

葉が枯れたように見えても、根や幹は生きていたんですね。

根がしっかりしていたらどんな過酷な状況にさらされても、一見ダメになってしまったように思えても、また息を吹き返すことができる。

植物も人も同じだなぁとそんなことを思いました。

 

根っこの力がある人になりたい

植物は自分にとってつらい環境になっても逃げることもできない代わりに、いろいろな成分を作り出して身を守っています。

私たち人間は、逃げることもできるし、環境を自ら変えることも可能。

自分でその環境から逃げることができるだけ、人の方が恵まれているのかもしれない。

でも、どうにもならないことは起きるし、逃げ遅れたり、逃げなくて大丈夫と高を括っていたら、もう無理なんじゃないかと思えるくらいの精神的なダメージを受けることも。

そう考えると、逃げるという選択肢がない植物の方が、楽なのかもしれない。

 

でも、私は人間だから。

どんな時でも、自分の信念ともいえる根っこの部分を強くもって生きていたいから。

逃げたり、戦ったり、守ったりしながら、また葉を出して根っこに力を蓄えたいと思います。

根が太くなるには時間はかかるけれど、もうだめだと思った時に力を振り絞って元気な葉を出せば、花を咲かせ実をつけることもできるし、葉が光合成をして、根そのものを太くするができるんだなと、オリーブの新芽を見て考えさせられました。

私の根っこ、もっともっと地中深く、そして横にもどっしり、伸ばしていきたいと思います。

新しい香り作り

秋限定ブレンド精油リリース間近!

夏の猛暑が過ぎ、朝晩は秋の空気が心地よい8月後半。

かおりとは3か月に一つ、季節限定のブレンドをリリースすることを決めているので、秋の香りを仕込んでいます。

夏のブレンドは”外あそび”でしたが、秋のブレンドは”秋の夜長”

そのまんま。笑

昼と夜の長さが逆転していく秋の夜。夏の紫外線でダメージを受けたお肌のセルフケアをしたり、本を読んだり、ちょっと体を動かしたり。

自分と向き合う時間が増えると思うのです。

最初の構想では、ほっこりのんびりする香りに決めていたのですが、ブレンドを進めるうちに、秋の夜長に自分と向き合う、自分を愛でる時間って、もう少しすがすがしい気分が似合うなと思うようになりました。

なので、リリースまで時間がないのですが、急遽レシピ変更し、”秋の夜長”を仕込んでいます。

定番のブレンド精油

そしてもう一つ。

今年、九州視察旅行で、かおりとの定番として7つ目になるブレンドを作りたくなりました。

今回は珍しく、ブレンド名が先に決まり、それに合う香りのイメージを巡らせています。使いたい二つの精油が決まり、その二つをうまくまとめ上げる仲介役のような精油をどれにするかに頭を使っています。

キモチや感情を表現する香りとのラインナップ。

幸せのもと

お母さんのにおい

凛と燦と

送り香

ことのはじまり

この6つは、その時々の感情を香りに落とし込んだもの。それを手にしたとき、きっと使い手の感情が開いていく。

家しごとは、、、機能性を重視したブレンドです。

そして新しく香りを作りたくなったのは、鹿児島空港から指宿に向かう道中、1年間の自分の気持ちの変化を辿っていくなかで、新しい感情を持っていることに気づいたから。

さてさて。

どんな香りに仕上がるか、自分でもたのしみです。

 

想いが伝わった日

経営者200人を前にプレゼン

 

今日は、私が所属する経営者の集まりのプレゼン大会でした。

関西の9つの支部が一同に会し、各支部の代表者が組織のコアバリューについてプレゼンテーションを行う形式。

私の所属する支部ではなく、加入6か月未満のメンバーから選出するということになり、4か月目の私が代表者となったのでした。

何度か支部内で打合せを重ねる中で「古山さんが一番伝えたいことを喋ればいいよ」と言っていただき、3分間という時間を、自分の言葉と自分で作ったスライドでお話する機会となりました。

ビジネスのオンタイムが始まる前に活動する集まりなので、集合は朝6時!

3時に起き、祖母から譲り受けた着物を纏い、仲間の美容師さんに髪の毛をセットしていただき挑んだ本番。

 

会場には、支部の仲間がたくさんいて声援を送ってくれたこと、私がプレゼンをする前にTupとして場を温めてくれた二人の女性経営者のパワーもいただき、ぴったり3分、思いのたけを伝えました。

想いが伝わり受賞しちゃいました!

今日の大会では、MVP賞、Best Skill賞、Best Content賞、Most Insrireing賞が用意されていたのですが、なんと!

なんと!

Best Content賞を受賞することができました。

  • プレゼンのわかりやすさ
  • スライドの見やすさ
  • 学び・豆知識
  • 内容
  • テーマに沿っているか

が採点基準のBest Content賞。他のどの賞を受賞するよりも嬉しかった。

一番伝えたかったこと。

「見返りを期待して何かを提供するのではない。お互いがプロとして真剣に仕事をする姿が自然と紹介やビジネスチャンスを生む」

このことを、「深いメッセージで素晴らしかった」と評価して頂けたのが、本当に嬉しかった。

派手な魅せ方は苦手。モリモリにもってカリスマ性を出すのも苦手。人に紹介をお願いするのも苦手。

そんな私ができることは、ただただ自分のやっていることの本質を、真剣な姿を見せ続けることしかないと気付き、ただひたすら進んできた1年間のことを言葉にしたのが今日のプレゼンでした。

受賞の記念として、パワースポットをイメージしたという大きな絵を頂き、支部のみんなと記念撮影を。

この仲間に出会えたことは私の誇りです。

経営者としての在り方を学ぶ

口にすれば願いはかなう!

今日は大学の大先輩にお誘い頂き、ランチミーティングへ。

ことのはじまりは、大学のOB会の総会で私の同期が先輩に仕事のアポイントを取る場に私が居合わせたこと。

「大阪にある会員制クラブで話をしましょう。食事もできる場所でね…」なんていう先輩の言葉に「私も同席したいです!いやむしろ、お食事ご一緒したいです。」と酔っぱらってもいないのに(笑)割って入ったら、叶ってしまいました。

外資系銀行の支店長をご退任後はご自身でビジネスをされている大先輩。様々な会社や経営者を見ておられる方から一つでも仕事のヒントを得ることができれば、と、ランチミーティングを楽しみにしていました。

ビジネスをするうえで大切なこと

話があっちこっちに及びながら、話題はリスクマネジメントへ。

大学の講義を受けているような状態で、必死で頭を回転させつつ、無知な自分と直面。経営者として人として、お金にまつわるリスクヘッジの仕方をいろいろな角度から学びました。

「知ったかぶりをするのは日本人の悪い癖。分からないことは、素直に聞くこと。」

大切なことにも気付かせてくださいました。

※写真はイメージです

その後は、「古山さんの仕事のこともちょっと聞きたくて」とヒアリングをしてくださり、(融資やなんやで経営者と多々向き合ってきた方に話をするのは緊張した…)私の仕事のスケール感の確認ののち、こんな方とつながるのは?こういう方面は?とその場でご紹介をしてくださったり。

私はアロマセラピーを通じて医療や福祉の分野をやる使命があるんだと思えるご縁に、一人納得したり。

大学でも教鞭をふるっておられ、企業からのセミナー依頼を受けて話をしておられる方から聞くコアな話。お願いしても簡単にきける話じゃないです。

さらにランチ付き。

さらに大学のOB会大阪支部のお世話役のオファー付。(オファーの仕方もまたユーモアと説得力があり、勉強になりました。笑)

「先輩っていうのは、後輩の仕事を上手くいくようにしてあげたくなるもんでね…。先輩にはどんどん甘えたらいいよ。そして、しっかり仕事をして結果を出せるようにね!」

と帰り際に激励もしていただきました。

最近、大学の先輩で親ほど年の離れた先輩経営者とお話する機会をたくさん頂いてます。

そのたび、私は幸せだと思う。

お金を払っていく交流会やセミナーでは教えてもらえない経営者の本音。本質。踏ん張りどころ。引き際。

そんなことを、私が理解できる言葉で説明してくれる人がいるということが幸せなんだと。

その話をちゃんと咀嚼して、自分の中に落とし込んで、実行できるかどうか。先輩たちの言葉を無駄にしないように、また一歩、前に進もうと思います。