十五夜を香りで楽しむ、秋の夜のアロマブレンド

少しずつ日が短くなり、夜の空気にも秋を感じるようになってきました。

秋の夜といえば、十五夜。今年2026年の十五夜(中秋の名月)は9月25日(金)です。

十五夜には、すすきを飾ったり、月見団子を用意したり。そんな昔ながらのお月見に、今年は「香り」も加えてみようと思い、十五夜のためのアロマブレンドを作りました。

イメージしたのは、秋の夜に月を見上げたときの空気。

少し甘く、やさしくて、夜の澄んだ空気も感じる。そして月を眺めているうちに、少し離れた世界へ想像が広がっていくような香りです。

十五夜の景色を6種類の精油で

今回選んだ精油はこちら。

  • ひのき葉精油 10
  • 和はっか精油 5
  • くろもじ精油 3
  • ひめこまつ精油 5
  • ゆず(減圧)精油 15
  • ジャスミンサンバック精油 2

合計40滴で数日間使えるブレンド精油を作ります。

ひのき葉と和はっかは、秋の夜の空気をイメージして選びました。

ひのき葉の青さを感じる木の香りに和はっかの清涼感が重なると、外へ出たときに感じる少し冷たい空気のよう。

くろもじ、ひめこまつ、ゆずは、私たちの身近にある日本の植物の香りです。

くろもじの上品な甘さ、ひめこまつのあたたかくやわらかな木の香りで、月を眺めながらほっと一息付ける空間に。

そして今回は、通常の圧搾法ではなく減圧法で抽出したゆずをたっぷり使いました。

全体を包むやさしい甘さを作りながら、十五夜の和の景色を感じられる組み合わせです。

月の向こうを想像して、ジャスミンサンバック

そして今回、このブレンドを作るうえで欠かせなかったのが、ジャスミンサンバックです。

十五夜の香りを考えていると、日本の秋の植物だけでまとめるより、何かひとつ、いつもの景色から意識を遠くへ連れていってくれる香りを入れたくなりました。

月を眺めていると、月には何があるんだろう・・・まだ発見されていない世界が広がっているのかも、なんて思います。

昔の人も同じ月を眺めていたし、遠く離れた国にいる人も同じ月を見ている。

そんな月の向こうに広がる、知らない世界、異国の空気をジャスミンサンバックの香りに重ねました。

華やかで甘いジャスミンサンバックは2滴だけ。日本の植物の中に少し加えることで、香りの中にふっと違う景色が現れます。

ブレンド精油を作って、ディフューザーで楽しむ

今回は40滴をまとめてブレンドして、ブレンド精油として保存しておきます。

香らせたいときに、その日の部屋の広さや気分に合わせた量をディフューザーへ。

ブレンド精油は作ってから日が経つごとに香りが変化していくのも楽しさの一つ。
十五夜まで、少しずつ熟成する香りの変化を楽しめます。

月がきれいに見える夜は、部屋の照明を少し落としてディフューザーを。

窓から月を眺めながら香らせるのはもちろん、お団子や秋のお菓子を用意して、家でゆっくり過ごすのもよさそうです。

今年の十五夜は、香りも一緒に

十五夜という言葉から、どんな景色を思い浮かべるでしょう。
すすき、月見団子、秋の夜空。そして大きな月。

私はそこに、夜の空気と日本の植物、そして月の向こうに広がる知らない世界を想像して、今年の十五夜の香りを作りました。

2026年の十五夜は9月25日(金)

今年はディフューザーを香らせながら、いつもより少し長く月を眺めてみようと思います。