妊婦さんの肌荒れはホルモンバランスの乱れが原因だけど…
マタニティアロマセラピスト養成講座の、妊娠中に使用できる精油、できない精油とその理由の講義中のこと。
「妊婦さんの肌荒れが、ホルモンバランスの乱れからくるということはそれを補う精油を使えば、お肌のトラブル解消できるってことですか?例えばクラリセージとか…」
受講中のエステティシャンの方からこんな質問を受けました。
妊娠中は、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンのバランスが大きく変わっていきます。その変化が原因で、お肌のトラブルが起きる方もいらっしゃいます。
一方で、女性ホルモンのうち、美肌をもたらすエストロゲン。このホルモンと同じような働きをする成分を含む精油がいくつかあります。
その代表格が、クラリセージ。
ストレスなどが原因で吹き出物がたくさん出てしまう女性の強い味方です。
例えば、顎、口まわり、背中、胸元…男性の体毛が多い部分と同じ個所にできるニキビや吹き出物は、ホルモンが大きく関与していることが多い(エストロゲンの分泌が少なくなてしまいバランスを崩している)ので、それを補える精油を希釈したオイルや化粧水を使うと、びっくりするほど改善することがあります。
こんな話をしたからかな。
「じゃあ、妊婦さんもホルモンバランスが妊娠してない時と違うから、クラリセージを使ったらよいんじゃない?!」
と、結びついたんだと思います。このひらめき、とっても大切です!
その精油使っても大丈夫?
でもその答えはNO!
妊娠中は、おなかの中の赤ちゃんが育つ環境を整えるために、ホルモンバランスが変わります。それを外的に変化させるのはダメなんです。
また、妊娠中はお肌が敏感になっている時期。肌トラブルが出たからと言って、お化粧品をころころ変えたり、攻めの美容をするとさらにお肌の状況が悪化するリスクがあります。
大切なのは、水分をしっかり与えること、刺激の少ないお手入れに変えること、清潔に保つこと、ストレスをためないこと。
当たり前のことばかりですが、もちろん精油を使ったケアも可能です。
妊娠中の肌トラブルにお勧めの精油は、ラベンダーやティーツリー。
その理由が知りたい方は、lahellaの講座でお待ちしています♪