クラリセージ→カモミール

精油と感情の関係

怒りの裏にあるのは悲しみの感情、と何度か書いたことがあるけど、これは心理的にも東洋医学的にも言えることだと思っています。

怒りの感情は「木」。悲しみの感情は「金」。この二つは相剋関係といって互いに調整しあう関係性にあるんです。

そしてタイトルの精油ふたつは、それぞれ「金」「木」に対応すると言われています。

クラリセージの精油は「金」に対応する香りで、感情的な混乱が生じ悲しみどっぷり浸ってしまった心を癒し、鮮明な直感力を取り戻すよう働きかけます。

カモミールの精油は「木」に対応する香りで、感情的な欲求が成就しない時の閉塞感に見舞われたとき、こんなはずじゃない!とさらに上を目指し自分を追い詰めてしまいそうな時、ともすれば自分への怒りが沸いてしまいそうなときに、その気持ちを軽くします。

以前は甘ったるくて好きじゃなかったカモミール(ローマン)の香りを、”案外いいんじゃない?”と感じだした最近。「木」は「胆」=決意 をつかさどるといわれていて、ここに不調が現れるとやる気や目的意識をなくしたり、冷酷で強引な行動をすることがあるそうです。

いろいろ決断していかないといけない今の私。無意識に「胆」を強壮したいのかもしれません。

体の不調と精油

そしてもう一つ、繋がってるなぁと思うのは、不調が現れる場所の変化。右手の親指の関節の痛みは相当長引いているので、私の「金」は相当なダメージを受けていたことがうかがい知れます。

そして、花粉か黄砂か分かりませんが、右の頬ちょうど「肺」=「金」のあたりに湿疹が現れ、今枯れてきています。そして喉のイガイガ、咳も今日はぴたりと止まってる。

昨日までは「金」の症状に対応するユーカリやティーツリーが手放せなかったのに、不思議。ということは、やっぱり「金」の不調をほぼ出し切ったんじゃないのかしら?

だから「金」に抑制されていた「木」が良くも悪くも活性化してきているんだと思うんです。

「木」は季節で言うと春。ちょうど今ごろ。

体や心の状態は自分ではなかなか気づかないけれど、こうやって精油から読み取って、自分の感情を吟味してみると、思いがけない発見から一歩前に進めることもあるのです。