これからのこと徒然「一点集中」はリスクかメリットか
自分と向き合った自粛期間
2か月間いろいろ自粛する生活の中で、本当にやりたい事、惰性でやっていたこと、やりたいわけじゃないけどやらないといけない事が見えてきました。
それは仕事もプライベートも。そして、私が仕事を楽しみながらやるには、プライベートが充実していることが必須条件だということも分かりました。
ありがたいことに4月後半から5月いっぱいは、クラウドファンディングがうまくいったおかげで、商品の準備&発送に明け暮れていましたが、その他の時間は、やるべきことを先送りして、プライベートな時間を重視していたように思います。
私の周りでも、外に飲みに行けないから家で飲む機会が増え、夫婦のコミュニケーションが増えたとか、趣味の時間が増えたとか、新しい趣味を見つけたとか。家族で畑始めたとか。
「働き方改革」なんてものよりも、よっぽど働き方やライフワークバランスが変わったんじゃないかな。
趣味の時間
趣味と言えば、音楽活動。
室内の閉め切った空間で複数人数がそれなりに近い距離で演奏をする訳ですから、通常運転まではまだまだかかりそうです。
たまに家で楽器は吹くけれど、早く合奏がしたい!というテンションにもならずで、その原因はもしかすると、どうしても一緒に音楽をやりたい人が今いないからなのかもしれないと思いつつ、音楽は私にとって仕事と切り離せる貴重な時間であることに変わりはありません。
そしてもう一つ趣味と言えば。
8年ぶりくらいにゴルフを始めました。8年前はちゃんと当たるのかしら?状態のまま嫌になってやめたゴルフ。
きっかけは、3月中旬に大学の大先輩から「ゴルフコンペに来い」という無茶ぶりをされたこと。
無理無理!と思いながらも、「ゴルフ」という場を通じてビジネスが加速するならそれはアリか、と思ったのも事実です。
緊急事態宣言に伴いその「ゴルフコンペ」はもちろん中止になったのだけど、なぜか夫とゴルフという趣味的要素だけ残りました。
考えてみれば、夫婦で同じ活動をするって初めてじゃないか?これは老後もできるんじゃないか?自然の中を歩くって気持ちいい!ってことで、しばらく続きそうです。
音楽が再開した後の時間のバランスが問題だな…
遊んでばかりはいられない
そんなこんなで、空き時間は夫とボール遊び、が最近の時間の使い方ですが、自分で仕事をしているので、遊んでばかりはいられません。
ありがたいことに、いろいろなお仕事が向こうからやってきてくれるので、実は仕事も割と忙しく過ごしています。
なにより、百貨店のポップアップが止まっていた反動がオソロシイ。
6月に2つ。9月に2つ+別のイベント1つ。10月に1つ。
となると、土日もその分お仕事なわけですから、音楽もゴルフもNG。
7月、8月はセール期間の為、プロパー商品の「かおりと」は百貨店はお休み予定。
その他、商品開発に関わっている案件が2つ。
日本画家の石井鈴さんの2020年6月の個展に合わせた、新規ブレンド制作5種類。
練り香水に続く商品の開発&販路開拓。
オンライン開催に向けた講座の見直しとそれに伴う精油の分析。
一点集中のリスク
今回、突然の自粛が降りかかった時に思ったのは、あれもこれも手を出さないことのリスクって大きいよね、ということ。
よくビジネスは3つの柱で回すのが良いと言われるけれど、まさにその通り。
- 自社商品
- 講座コンテンツ
- OEMやコンサル的な外部のお仕事
- サロンワーク(少しだけ)
気付けば柱は3.5くらいになりました。あとはどの柱を太くするか、新しい柱を追加するか、不要になった柱を処分するか、の取捨選択をリスク分散を考えながら行うこと。
得意分野に特化することも信頼を獲得してビジネスを拡大する秘訣だし、マンパワーが限られている私の場合は、全く専門分野違いの柱ではなくて、「国産精油」というものを切り口を変えて、売り先や売り方の分散をしている感じ。
自社商品は少し充実してきたので、今年の後半は販路をそれぞれ強化しつつ、来年以降、講座やコンサル的なお仕事を充実させるための仕掛けをしていこうと思っています。
ところで、ずーっと一つのことを一つのやり方でやる一点集中は危険だけど、やる!と決めた瞬間は迷わずそのことに一点集中です。ここで分散投資してたら、できるはずのこともできません。
予期せぬ社会情勢の変化は、チャンスにもピンチにもなりえます。
それまでにどれだけ蓄えてきたかが試されるとき。経営の為の資金も、知恵も、備えあれば憂いなし。