国産アロマ:心になじむ安らぎのブレンドレシピ

新しい日常を支える日本のアロマ

このブレンドは、1年近く前、雑誌「セラピスト」でご紹介させていただいたもの。

コロナウイルスの出現、錯綜する情報、自粛生活。

尋常ではない緊張感と閉塞感から、ほっと息をつくことすら忘れてしまいがちな状況に、

森林浴をした後のような安らぎと高揚感をもたらす香りです。

使用する国産精油

ホウショウ(Cinnamomum camphora subsp. formosana var. occidentalis. subvar. Linaloola)

リナロールを80%以上含み、リラックス効果抜群!木の枝葉から抽出している精油なので、甘すぎないのが使いやすい。

ヒノキ葉(Chamaecyparis obtusa)

免疫強化につながるモノテルペン炭化水素を豊富に含む。木部の精油よりも爽やかで深呼吸したくなる。

国産ローズマリー(Rosmarinus officinalis → Salvia rosmarinus)

ケモタイプがありますが、成分分析表をいろいろ比較していると、ケモに分類しがたいものも…
頭脳明晰で有名なローズマリーですが、不安やイライラで心が傷つきやすい時にも使いたい香りの一つ。

1753年にRosmarinusという学名がつき、Lamiaceae(シソ科)の一種として260年以上も単独で扱われてきたローズマリー。RHS(英国王立園芸協会)により、学名がSalvia rosmarinus(サルビア・ローズマリナス)に変更されました!

ブレンドするときは、その日の気分に合わせて、使用する精油のバランスを調整してみて下さい。

植物オイルで希釈してセルフマッサージをしたり、マスクスプレーを作ったり。いろいろなシーンで使えます。

※アロマクラフトの作り方は2021年4月以降、ひのもとアロマのページで動画公開予定です。

※ここで取り上げている精油はオンラインショップで購入が可能です。

 

 

 

 

業績アップのためのオフィスアロマ

やりたいことは必ず叶う

「働く人たちに、精油の活用法を広めたい!特に日本産の精油を知って頂きたい!」

かおりとを立ち上げた時から、何となくそんなことを考えていて、「オフィスアロマ」の展開にもそろそろ着手しなければと考えていた時、梅田にあるブリーゼブリーゼに店舗を構える博心堂ナチュラルワークス代表 石田 有希子さんとの出会いがありました。

「オフィスアロマやったらいいのに」とプッシュしてくださっていた男性経営者からご紹介いただいた、調講師の女性。

彼女のオフィスにお邪魔したときに、偶然そこにおられたのが、石田さん。

でもその時は、名刺交換をしてちょっと話をしただけ。

後日、イベントのお誘いがあり何となく顔を出したのですが、そこで意気投合。

ゆっくりお話ししましょうとなったのです。

アロマへの想いが一緒だから話が早い!

そして立ち上がったのが…

「日本産アロマで、脳を活性&業績UP!!ビジネスアロマ活用モニタリング」

営業担当の方々に頭脳明晰作用が期待できるアロマを使っていただき、その変化をモニタリングするという取り組みです。

パフォーマンス向上の具体としてはこの三つ。

  • 事務仕事などの際の集中力UP
  • 心身のコンディションを整え、仕事のモチベーションをキープ
  • 営業時の利用での、お客様とのコミュニケーションを円滑にする

これらを期待できる日本産の精油をブレンドした香りを用意して、仕事中に一定時間吸入していただきます。

使用するのは、専用にブレンドしたかおりとの精油。

石田さんが、

「瓶を開けて深呼吸するとスーッと抵抗なく体の奥に届く香りたち。海外の香りとは、心身の捉え方が違うことが直感的にわかります。」

なんて言ってくださるから、俄然やる気が出ています。

いや、それ以上にめっちゃハイペースで企画書を完成させてくれたので、やるしかない状況です。笑

モニタリングに協力してくださる会社もほぼ決まり、ぐいぐい進めてくれるパートナーを得た今、一気にオフィスアロマ計画が進みそうです。

不安と緊張をアロマでセルフケア

香りで緊張と恐怖を緩めて冷静に

昨日の朝の地震は予期せぬ規模で、様々な爪痕を残しているようです。大きな余震は起きていないもの、まだしばらくは油断できな状況です。

朝の大きな揺れ、そしてその後の余震のたび体に力が入り、気づけば方も背中もがちがち。気持ちは常に不安と緊張にさらされ、呼吸も浅くなっている自分に気が付きました。

こんな時はアロマの香りで少しでも気持ちをやわらげよう、冷静に動けるようにしようと、久しぶりに自分のためのアロマケアをしています。

心と体の緊張を緩めるアロマの組み合わせ

今日使っているのは、少し濃度を高めに作ったミツロウクリーム。ユズとユーカリ・グロブルスのブレンドです。樹木と柑橘の組み合わせは本当に気持ちが落ち着くのでお勧めです。

力が入っている背中や肩に少量を擦りこむように伸ばしてに使います。そして、隣にある小さな木のブロックは、かおりとで販売予定のアロマブロック。精油を1,2滴たらして手元に置くと自分の周りだけほんわりと香りが漂います。

いつもはアロマポットを使うのですが、余震などを考えると火や電気を使うものはなるべく避けたいですし、ガラスや陶器も地震の時は凶器になります。クリームやオイルなど体に香りを纏う方法、コットンボールや小さな木片など危険の少ないものを選んで香りでのケアを取り入れるのがポイントです。

今日は気持ちを落ち着けたいので、日本の樹木系の精油をチョイス。

ヒノキ、ヒバなど気持ちをホッとさせてくれる森の香りの精油は、どこか懐かしく気持ちが和らぎます。

イレギュラーが続き気持ちばかりが焦っている時や、焦燥感に襲われている時に初心に戻ってしっかりやっていくことをテーマに、商品化を決めたブレンド精油も、ヒノキ、ヒバに高野山のコウヤマキや柑橘系の精油をブレンドしたもの。

やはり、今のような、自分ではどうしようもないことへの不安や恐怖、焦りの状況には、日本の森の香りがピッタリなのだなと一人納得しています。

大阪をはじめ、関西では今日の夜から雨足が強まるようです。

備えあれば憂いなし。

物理的な備えも大切ですが、いざという時に冷静に動ける気持ちの準備を。広くみんなに無事を伝えたくなりますが、本当に大切な人とのコミュニケーションを大切に。

余震が落ち着いたら、心と身体をゆるめにラヘラにお越しくださいね。

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アロマ&ホットストーンlahella ラヘラ
560-0011 大阪府豊中市上野西2丁目14-27
ラヘラのホームページはこちら
06-7502-1730

7月から販売開始の日本産精油ブランド
【かおりと】のページはこちら

 

雨の日の頭痛を緩和するアロマ

雨の日の頭痛は自律神経の乱れ

”自律神経”という言葉はよく聞くと思いますが、詳しく説明できる!という方は少ないかもしれませんね。私もセラピストになるまではよくわかりませんでした。

自律神経は、不随意神経ともいわれ、私たちの意思に関係なくバランスをとる神経のこと。心臓が動く、血圧や体温の調整、消化、ホルモンの分泌免疫系など、自分で止めたり動かしたりできない、生きるために必要不可欠な神経です。

自律神経はオンとオフ二つの働きをする神経がバランスを保っています。主に日中活発になる興奮や活動の神経「交感神経」と、主に夜に活発になる心身をリラックスさせる「副交感神経」です。

通常、この二つの神経はシーソーのように働きます。交感神経が優位になれば副交感神経は活動を弱め副交感神経が優位になれば交感神経は活動を弱めます。このような調整を、私たちの体は一定のリズムに従って勝手に調整してくれているのです。

なぜ雨で自律神経が乱れるの?

雨や台風がやってくると気圧が徐々に下がって、低気圧になります。低気圧の除隊は副交感神経が優位に働くのでリラックスモードに。これが過剰になると、雨が降りはじめる前に体がだるくなったり、疲れやすくなったりするといわれています。

もともと私たちの自律神経は、交感神経と副交感神経がシーソーのように交互に働きます。

でも、雨や台風で低気圧の状態が続くと、本来活動する昼間も副交感神経が優位に働いてしまいリズムが乱れるため、自律神経がパニック状態に…無理に元の状態に戻そうとして自律神経の働きが乱れると、体のコントロールがうまくいかず、頭痛などさまざまな悪影響が現れてしまうのです。

大型の早い台風の時に一気に体調が乱れるのは気圧の変化が大きいからとさえ言われていますし、梅雨時期はずっと低気圧が続くので自律神経に負担がかかりやすいとも考えられます。

リラックスと頭痛の関係

また常に軽い緊張状態が続いている現代人は、血管がきゅっと縮こまっていることがあります。これが冷えの原因になるんですよね。

それはさておき、血管の周りには神経が絡みつくようになっています。これが厄介で、低気圧で一気に血管が開き神経を圧迫します。これが偏頭痛の症状。お天気が悪く低気圧の時は過剰なリラックスモードになり血管が開きますから、普段から偏頭痛持ちの方は要注意です!

偏頭痛の対策は、日ごろから緊張状態を緩和しておくこと。頭痛のない時にお風呂にゆっくり入ったり、ストレッチをしたり…詳しいことはまた別のブログで書こうと思います。

雨の日の頭痛を緩和するアロマ3つ

雨の日=気圧が低い=副交感神経が過剰に働く=頭痛

この方程式の中で、雨や低気圧を私たちの力でどうにかすることはできませんが、頭痛をもたらす原因である自律神経の働きはアロマでコントロールが可能♪

ズバリ!雨の日におすすめなのはちょっと交感神経優位にしてくれる精油。

  • ペパーミントや和ハッカ
  • ローズマリー・シネオール
  • レモングラス

不調な時は、香りが強いと頭痛を助長する恐れがあります。コットンに1~2滴たらし手元に置く、アロマポットでほんのり香らせるなど、”ほのかな香り”の方が効果が出やすいという実験結果もあるんですよ。

また、意外に思うかもしれませんが、アツいお風呂に入るのも交感神経を刺激してくれます。普段は、ぬるめのお湯にリラックスできるアロマが定番の方も、雨の日はちょっと集めのお風呂に活性化する精油を使ってみてくださいね。

更年期とメディカルアロマセラピー

アロマセラピーで更年期を乗り切る

アロマセラピーの一番簡単な方法は、エッセンシャルオイル(精油)を使って、香りを楽しむこと。

あぁいい香り!と思った瞬間からアロマセラピーは始まっています。そして、アロマトリーtメントは病気の治療や症状の緩和などのための補完・代替医療の1つとしても注目されています。

更年期障害は、女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌量が少なり、女性ホルモンのバランスが崩れることよると言われています。そのため、アロマセラピーで直接的に更年期障害にアプローチするには、エストロゲン様作用を持つエッセンシャルオイルを使うことが多いのです。

≫更年期障害のより詳しいお話はこちら

その代表がクラリセージ。

クラリセージには、酢酸リナリル、リナロール、スクラレオールなどの成分が含まれ、なかでもスクラレオールには女性ホルモン様作用があります。シソ科のクラリセージの香りはリラックス効果もあるので、更年期でイライラする時にも重宝します。

また、その他にも様々な作用をもっているエッセンシャルオイルを上手に利用することで、更年期障害に伴うさまざまな不定愁訴に対して効果を発揮するといわれています。

更年期のいろいろな症状に対応したアロマケア

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