koyama junko’s work

クレームゼロ!は品質の証:八代商工会議所(晩白柚精油)

2018年5月30日和精油めぐり

八代商工会議所アロマ事業部が手掛ける晩白柚精油

大分県で生まれた柑橘系和精油。晩白柚の精油は前回のブログでもご紹介した通り、八代市日奈久温泉街の女将たちが精油の抽出をしています。

晩白柚の精油は、日本国内の他の柑橘系の精油と同様水蒸気蒸留法で抽出されています。


※写真は晩白柚の葉のレプリカ。大きくて個性的な形の葉です。葉っぱからも精油、作れないかな…

蒸留に使用するのは、熊本高等専門学校八代キャンパスの教授が開発したオンリーワンの装置。

八代生まれの晩白柚を、八代の温泉街のおかみたちが、八代で働く教授が開発した装置で抽出する。ここでしかできない晩白柚の精油。日奈久温泉の金波楼の女将、松本さんが「晩白柚を他に出したくない」とおっしゃる言葉の通りのビジネスプランです。

こうして抽出された晩白柚の精油はとっても希少で貴重。

なんと…1キロの皮(色のついた部分)から抽出される精油はわずか10ml。

使える晩白柚にも限りがあるし、精油そのものを販売するのではなく、一人でも多くの方に晩白柚の香りを届けるためにたどり着いたのは、入浴剤やせっけんへの加工でした。

そこで次なる壁。

どこの事業者に加工を頼むのか。ここまで八代でやってきたのだから、変な業者に出すのは嫌だという想いがつのり、ひらめいたのはやはり池部さん。知り合いのつてでたどり着いた石鹸作りの会社。それが地の塩社でした。

どんな方針かもわからず問い合わせをし、話を聞くことになった池部さん。ここでも、やはり引きの強さを発揮です。

地の塩社は、

  • 人と自然のことを考えた商品開発
  • 環境負荷の少ない石鹸作り
  • 厳しい品質管理

をコンセプトに掲げた、自然に自生している生命力あふれた植物を原料にし、商品展開をしている会社だったのです。

人体に影響がないレベルでも残留農薬が検出された青い実の精油は使わない。一つ一つ人の手で、八代の自然がはぐくんだ晩白柚から抽出する精油。

そのコンセプトともピタッと合致した地の塩社での石鹸作りがスタートしました。

石鹸には精油のほかに、パウダー状にした晩白柚果皮の粉末と日奈久の温泉水が練りこまれています。

この粉末を作るのにも一苦労。フードプロセッサーではざらつきが出るため、人の手ですりこ木とすり鉢で粉末にし、目の細かいざるで濾す。見てください。このサラサラの粉末!こだわりと愛情たっぷりです。果皮の粉末もすごく良い香りでした。

肌に使うものにつきもののクレーム…

そして出来上がった石鹸や入浴剤。日奈久の女将たちや八代商工会議所の面々が一番心配していたのは、お肌に使う2つの商品に対するクレームでした。

肌に使うもの、口に入れるものは体質によって合う合わないがある為、一定数のクレームが発生するのは仕方がないのかもしれません。

でも、晩白柚せっけん”ゆ”(一切れ580円、丸ごと1個分4,980円)と、晩白柚入浴剤”かほり”(1個150円)は発売から4年以上たった今も1件もクレームが発生していないそうです。

この品質の高さ。一つ一つこだわって、愛情をこめて、丁寧にやってきたことの証なのだと思います。

日本で育つ植物が精油となり、そして質の高い商品となり、たくさんの方の心を癒す香が広まることがとても嬉しく、そして私自身もその一端を担えるよう頑張りたい。

そんな刺激をたくさんいただいた、熊本県八代市の旅。感謝でいっぱいです。

今回お邪魔した和精油メーカー

〒866-0862
熊本県八代市松江城町6-6
八代商工会議所 晩白柚アロマ事業部
TEL 0965-32-6191
FAX 0965-34-1617
http://8246cci.or.jp/banpeiyu/

おまけのお話
2018年1月 八代商工会議所の池部さんから晩白柚が届きました!

実物を見るのは初めて。収録でお伺いしたときのレプリカと変わらない大きさのリアル晩白柚にうっとり。

晩白柚の実るころ、そして晩白柚風呂が楽しめるころ、何度も訪問したい場所がまた1か所増えました。

八代商工会議所晩白柚アロマ事業部の池部さんは2018年1月3日、古山順子のラヘラジに登場してくださいました♪

≫池部さんのお話はこちらから視聴可能

和精油めぐり

Posted by Koyama Junko