天空の薔薇摘み採り蒸留体験1:アサオカローズ(長野県諏訪郡富士見町)

和精油めぐり

日本の薔薇のプロが手掛けるローズウォーター

雨の予報におびえながら当日を迎えた2918年6月11日。

アサオカローズとの出会いは、スクールの生徒であり友人であるMさんからのご紹介。メールだけのやりとりだった浅岡氏、HPを拝見すると”取締役ファーマー”なんておちゃめな肩書になっているので、同世代くらいの方かしらと思いながら電車に揺られること30分。

天空の薔薇と出会えるのは、長野県と山梨県との県境付近。最寄り駅の改札で私を出迎えてくださったのは、ナイスミドルな紳士でした。

温かくおおらかな雰囲気の浅岡氏。移動の車の中で早速、アサオカローズの歴史や浅岡さんご自身のお話をしてくださいます。摘み取り体験の拠点となるbara houseにはトイレが無いため、近くの道の駅に寄り道。

「女性に重たいドアを開けさせちゃダメですから…」と車のドアの開閉をしてくださった浅岡氏、アメリカの大学に留学されていたり、ニュージーランドで薔薇の生産をされていたり、海外生活も長かったそうで、レディファーストが板についているのかもしれません。

ダマスクローズの畑で薔薇を満喫

森の中のアウトレットの入り口を通り過ぎると田畑の広がる集落が現れます。そこからさらに細い道を上っていくと、左手に薔薇の畑が!!

これはアロマセラピストでなくても歓声を上げたくなる風景!

小雨の降る中でしたが「強くなったら車に避難しましょう」と薔薇畑へ。すると雨がどんどん小降りになり、空気もすぐにカラッとしてきました。この畑はちょうど標高1,000メートル。気圧が少し低いので水分の蒸発も早くすぐにカラッとするのだとか。

雨のため、辺り一面に香りが立ち込めるということはありませんでしたが、畑のなかへ入るとほわほわと薔薇の優しい香りに包まれます。

どんどん摘みましょう!と言ってくださいますが摘んでしまうのがもったいないほど美しく咲いている薔薇たち。花も葉もほとんど虫にくれず、本当に美しい佇まい。無農薬だなんて信じられない!!

「3年我慢すれば大丈夫。切り花として販売しない薔薇は無農薬で大丈夫なことがわかりました」と浅岡氏。きっと3年の間に様々な試行錯誤があったんだろうな。

浅岡氏のお話は、奥が深く、経験に裏付けされていて、時にユーモアたっぷりで面白い。5時間ほどの滞在でしたが、皆さんにお伝えしたいことが山ほどあります。

きっと今回の旅の記録は何話も続くことになりそうですが、まずは、浅岡氏の育てるイラン原産のダマスク系のバラ、ゴル・ムハマディ(もしかすると日本でゴル・ムハマディに出会えるのはアサオカローズだけかも?)の魅力を写真でお伝えしてみました。

好きなかごを選んで摘み取りさせて下さるアサオカローズでの摘み取り体験&蒸留体験。今回は取材ということで、複数の籠を畑にもっていって楽しませてくださいましたヨ。

花摘みっぽく腰に籠つけたい!という私の夢もかないました♪

薔薇の摘み取り体験のご案内

ゴル・ムハマディは原種でもなく交配種でもない、自然交配により誕生した薔薇だそう。

ゴル・ムハマディの摘み取り体験ができるのは、たった3週間。今年は、もう少し長いこと楽しんでもらえるかも、とのことなのでまだ間に合います!

≫アサオカローズFBページからメッセージで体験希望!とお送り下さい。

大阪は名古屋経由で4時間半。温泉を堪能し、ゆったりとした時間を過ごすことができる書家の長野、おすすめですヨ。

天空の薔薇摘み採り蒸留体験 7,800円
世界でひとつだけのご自分で摘み採った薔薇のローズウォーター作りをしていただけます。 お服装及び持ち物のお勧めを記載いたします。 帽子 サングラス 長袖 長パンツ スニーカー等(素足にサンダル、パンプスは不可) 手袋はキッチン用ゴム手袋又は 薄手のゴム手袋(こちらに用意があります) 軍手は使い道はあまりありません。(2018年FBページより)

浅岡氏のもとにこのゴル・ムハマディがやってきたのも偶然と必然を掛け合わせたようなストーリーがありました。

そしてローズウォーターを作ろう!と思われたのは別の品種バラの香りを残したいと思ったから。薔薇一筋の浅岡氏とローズの物語はまだまだ続きます。

 

浅岡氏は古山順子のラヘラジにも登場予定♪
2018年8月の放送予定です(放送日の詳細は確定次第お知らせします)

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見学でお邪魔した和精油(フローラルウォーター)メーカー
株式会社アサオカローズ
〒399-0211 長野県諏訪郡富士見町富士見6464番地1
生産農園:生産農園 〒399-0102 長野県諏訪郡富士見町落合鷹之巣3840
TEL : 0266-75-5882  / FAX : 0266-75-5892
会社HP:http://www.asaoka-rose.com/

和精油めぐり

Posted by Koyama Junko